食べても無害! サステイナブルなリップで未来を救え。
Beauty 2020.01.01
パリジェンヌの赤リップが世界を変える!
リップスティックの新ブランド“La BoucheRouge”は、直訳するとフランス語で「赤い唇」。実はもうひとつ、「発言力のある人」という意味がある。創設者のニコラス・ジェルリエは、この名前に強い想いを込めた。
「いま自然環境は危機的な状況なんだ。このサステイナブルなリップスティックを、世界を変える一歩にしたい」。
マイクロプラスチックや防腐剤を一切使わない、食べても無害なリップスティックを世界で初めて開発、「でもクリーンなだけでは意識は変わらない。美しくなければ」と、エルメスの革工場の余剰レザーを使い、フランスの職人技を駆使したリップケースを製作。リフィルを付け替えれば半永久的に使えて、次の世代にも受け継ぐことができるという仕組みだ。そんな彼の故郷は、ブルターニュの海。
「家族とビーチで過ごすのが日常だった。でもいまではかなり汚染が進んでいる。ラブーシュ ルージュを纏った赤い唇で、各々が発言・発信して未来のためのアクションを起こしてほしい」
ニコラス・ジェルリエ
Nicolas Gerlier
「ラ ブーシュ ルージュ」創設者
フランス、ブルターニュ生まれ。ロンドンのサザビーズで働いた後、ロレアルで10年のキャリアを積む。約4年間の開発期間を経て2017年にラ ブーシュ ルージュを設立。3人の子どもを持つ父。自身の服にもプラスチックボタンを使わない徹底ぶり。
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製造過程でもプラスチックを一切使用しない。ケースにはイニシャルを刻印できる。1.シックなマットベージュ。ラ ブーシュ ルージュ カラーリフィル 07 2.鮮やかなレッド。同 01 3.いちばん人気のなじむ赤。同 06 各¥5,060、ケース各¥14,850/以上エドストローム オフィス
エドストローム オフィス
tel:03-6427-5901
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※『フィガロジャポン』2020年2月号より抜粋
photos : JOHN CHAN(OBJETS), AKEMI KUROSAKA(PORTRAIT), stylisme:MAYU YAUCHI, texte:MAKI SHIBATA