新しい時代、自由な私になるビューティTIPS<冬編> いよいよ風の時代へ! yujiが教える「心との向き合い方」。
Beauty 2020.12.11
占星術の世界で、土の時代から風の時代へ、新しい時代の幕開けとされる2020年。その転換点グレートコンジャンクションがいよいよ12月22日に訪れようとしています。
風の時代は、お金や地位、名誉といったものから、個性や自分らしく生きることに価値観が移る時代。その移行期となる12月22日から3月20日までの過ごし方のヒントを、ヒーラーで星読みのyujiさんに教えてもらいました。
さらにyujiさんのアドバイスに沿って、風の時代の「自分らしさ」を開花させるためのビューティ&香りのアイテムを、メイクアップアーティストMICHIRUさんとアロマデザイナーHaruna Semaさんがセレクトします!
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心と向き合うこと、そして萌芽の瞬間へ。
文/yuji(ヒーラー・星読み)
冬至。
それは一年の中で最も“日照時間”が短くなる時。
逆から見てみると、最も夜の時間を楽しめる時だとも言えます。
もし、昼が生産に向く活動的な時間で、身体とか脳を主に使う時間だとするなら、夜とは寛ぎの時間。そして、心に向き合う時間とは言えないでしょうか。
そうすると最も“夜を楽しめる”冬至とは、
心と向き合い、
心を癒やし、
心の中でも最も奥にある、普段はなかなか引っ張り出してこられない“本心”というものと対話を深める時なのではないかと思います。
そう考えると、この冬至から春分にかけて、ベストな過ごし方は見えたも同然。
たとえば以下のような過ごし方プランはどうでしょうか。
まずは、徹底的に己の心をおもてなしします。
心との丁寧な対話、心がざわつくところには行かないなどして、まるでスクラブで肌を擦るように心にこびりついた世俗の垢とか、日常生活で溜まってしまった“もやもや”のようなものを取り去っていきましょう。
そして次に心が求めるものを、文字どおり“心ゆくまで”堪能しましょう。
「もうこれ以上はいいです」というほど温泉に入ったり、読書三昧で知的好奇心を満たしたり、はたまた、ただただ寝て過ごしたりと、人によって求めるものは異なると思いますが、心という“羅針盤”が指し示すものを、素直に求められるがままに己に取りこんでいくのがベストな過ごし方かと思います。
最後に、自分の心が満たされ、癒やされモードが終わると、
水鏡となった“凪状態”の心の水面から、自ずとなにかが浮上してくることになります。
そのさまは、土地を耕し、滋養分のある土を作り、種を蒔き、水を撒いたりといった世話をしていくと、あるとき「ポン」と黒々とした土からつるんと輝く緑の新芽が顔を出す、あの“萌芽”の瞬間に酷似しています。
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リセットを受け入れる勇気を。
ここで、星の世界のおさらいを少々挟みますと、私たちが過ごしてきた時代である“土の時代”は12月21日で終わり、12月22日からはまったく新しい“風の時代”となります。
土の時代に優勢だった“財力・生産力”といったものがメインステージから降り始め、“風”つまり情報、言葉、精神性といったものがメインライトを浴び始める。そういう変化がバックグラウンドで起きているのが2020年~2023年の星回りです。
そのため、今年の初め頃から冬至までの間に世界ではいろいろなものが崩れて、その中には完全に土に戻ったものもきっと多いはずです。
システム、制度、事業……中には、なくなることはないと思っていたものも含まれたりするかもしれません。
ただ、いまは時代自体が大きな新陳代謝のタイミングを迎えているから、その変化は致し方のないことなのかも。過去を振り返っても明治維新に廃刀令に御成敗式目に参勤交代に……と時代のメインストリームが変わる時にはその時のライフスタイルも根底から変わりました。
こうしてまるで過去の例に倣うようにして、スタイル、メソッド、あり方を入れ替える必要性に迫られたのが、まだまだ記憶に新しい2020年の春分の頃からの私たちですが、新時代におけるアーキタイプとも言えるものや、これからの定番となっていくようものが次の春分には“新芽”として続々とこの世に生まれてくるはずです。
ちなみにこれは広義で“社会”の話ではありますが、もちろん社会の変化とは個人の変化が投影されたものであり、また、個人の集まりが社会というものを形成することから、そのふたつが切り離されることはありません。
新芽の話は社会だけではなく、個々にも起こり得る現象であり、きっとこの冬至から春分にかけて、特に春の香りが空気中に感じられるようになってからだとは思いますが、我々個人にも新しいto doがやってくることとなるはずです。
ただ、ここで重要なのは過去の延長線上に未来があるとは決して捉えないこと。
「時代もリセットされることだし、ゼロからスタートさせる!」くらいの気持ちで、旧時代の“重さ”や“概念”を引きずらないことが、この運気を生かすための最善の方法ではないかと思います。
yuji
ヒーラー・星読み
香川県高松市生まれ。18歳でイタリアに渡り、現地大学院卒業。ミラノにてプロダクトデザイン事務所に勤めるも、ヒーラーとしての宿命に導かれ東京での活動をスタート。現在は個人鑑定、講演、執筆など幅広い分野で活動。近著に『yujiの星読み語り』(ワニブックス刊)がある。
Twitter:@yujiscope