大人の前髪、正解はシースルーバング。パリジェンヌの「大人の可愛げ」前髪スタイル集。
Beauty 2025.11.06
年齢を重ねるほど、前髪の印象は顔全体のムードを左右する。大人になったいまでも、数年に一度は「前髪をつくりたい」と思ったことがあるはず。若々しく見せるか、知的に見せるか。透け感や分け目の位置で、印象は大きく変わる。中でも、シースルーバングは2025年も海外ヘアスタイルの中でも注目のトレンド。
パリジェンヌを中心とした海外スナップから、大人のための前髪バランスを紹介。すぐに真似できて、いまっぽく見えるシースルーバングの実例集。
短めシースルーバングで、パリらしいモード感
パリの@marie.helenedbsは、眉ラインの短めシースルーバング。中央をやや短く残し、サイドはセンターラインで自然に流せるデザイン。厚みを削ぎすぎず、自然なラインで仕上げるのが今季のパリ流。
長さに軽く透ける毛束が目元を引き立て、カジュアルな装いにも上品さを残す。
ボブに映える、パリジェンヌのカーテンバング
パリのモデル@lou_mhl のヘアを手がけたのはサロン@sidali_merzouk。中央を短めに、左右は自然に流せる長さを残したカーテンバングとシースルーバングを組み合わせた。
頬骨に沿うように流れるラインが、柔らかく知的な印象を生む。軽やかな動きで、短めボブにも大人の無造作感を添える。
軽やかなシースルーバングと好相性の、レイヤーロング
ベルリン在住の@sina.anjulie は、目にかかる長さで軽さを残したシースルーバング。顔まわりに入れた軽やかなレイヤーが、長めの前髪と自然につながる。毛束に抜け感があるから、ロングでも重く見えない。
動きのあるレイヤーが生きる、今季らしいロングスタイル。
ストレートヘアに映える、ラインを残したシースルーバング
@oce.dnt の前髪は、長めのラインを残したストレートヘアのシースルー。サイドには厚みを残して、カーテンバング風に。フロントは軽やかに整え、重さを感じさせない仕上がりに。ストレートと合わせることで、シンプルでも奥行きのあるスタイル。
ロングヘアと相性のいい、ラウンドシースルーバング
デンマーク発ブランドローテート バイガー・クリステンセンのファウンダー、@jeanettemadsen_ は、目元にかかる長めの前髪に、ほんのり透け感をプラス。
前髪の毛先をふんわりラウンドさせたラインが顔まわりをやわらかく見せ、ロングヘアでも重たく見せないバランスに仕上がっている。ヘア全体のナチュラルなウェーブと軽やかさで大人が真似したいシースルーバング。
重さを残し、大人の可愛げを引き出す前髪バランス
モデルの@maralafontanは、厚みをしっかり残した王道のシースルーバング。前髪をふんわりと丸くに整えることで、目元に影をつくり、顔立ちを引き締めながらもどこか柔らかい印象に。
しっとりとした質感のロングヘアとの組み合わせで、洗練されたクラシックバランスに仕上がっている。
パリジェンヌは前髪を、センター分けや横流し、オールバックなど、その日の気分で自在にアレンジして楽しんでいる。
大人のシースルーバングの正解は、スタイリングの自由度が高く、幼く見えすぎないこと。
決めすぎず、崩しすぎず。その中間が、大人の前髪の正解。
text: madame FIGARO japon photography:launchmetrics





