夏の住空間、カビ発生を避けるポイントは?

Beauty 2022.06.17

桐村里紗

ジメジメむしむしとカビが発生しやすい日本の夏。
前回は、睡眠環境に潜むカビ対策についてお伝えしました。
寝具の中に発生するカビを寝ている間に吸い続けることで、心身の不調を引き起こしかねません。

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photo: iStock

カビは、とにかく水や風が停滞する場所を好みます。
たとえば

・高温多湿
・北向きで日が当たらない
・窓が開かない、長期間閉めっぱなし
・結露が発生しやすい
・雨漏りや水漏れがある
・洗濯物を室内干しする
・入浴後に十分に換気しない、浴室に窓がない
・絨毯敷である
・ホコリが溜まっている

など、暗くて、ジメジメと蒸し暑くて、よどんでいる場所。
想像するだけで息がつまります。
要するに、自分にとって心地悪い環境は、カビが好むと思ってください。
心地よい環境を保てば、カビは生えません。

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photo: iStock

毎日窓を大きく開け、風を部屋に通しましょう。
全ての部屋のカーテンを開け、明るい太陽の光を入れましょう。
カビのエサとなる埃が溜まらないように、掃除機は定期的に。
絨毯はホコリや垢が溜まりやすいので、ダニだけでなくカビも発生しやすくなりますから、できればフローリングの方が清潔です。
そして、エアコンのフィルターは毎年必ず徹底掃除しましょう。掃除をせずにエアコンを使うと、カビ毒を部屋中にまき散らすことになってしまいます。

前回、寝具の扱い方について紹介しましたが、ファブリック類にはカビがつきやすいので注意が必要です。
特に、窓に接しているカーテンは、結露の影響でカビやすいもの。よく見ると、ぽつぽつと黒カビが生えていませんか?
カビが生えたら、酵素系漂白剤を使ってつけ置き洗いが必要ですが、素材によっては使えない場合もあります。ひどい場合はクリーニング店に相談するか、場合によっては買い換えた方がリーズナブルかもしれません。
いずれにしても、カビたカーテンをそのままにしておくと不調の原因になりかねませんから、対処することをおすすめします。

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photo: iStock

原因不明の不調が、実はカビ毒のせいだということもあります。
気候変動の影響で、年々亜熱帯化している日本では、これからますますカビが発生しやすくなると予測されます。
対策のポイントは、フロー(流れ)を保つこと。
水と空気のフローを保ち、自分にとって心地よい空間を整えれば、不快なカビは去っていきますよ。

桐村里紗

医師 / tenrai株式会社 CEO
臨床現場において、最新の分子栄養療法や腸内フローラなどを基にした予防医療、生活習慣病から終末期医療、女性外来まで幅広く診療経験を積む。食や農業、環境問題への洞察を基にした人と地球全体の健康を実現する「プラネタリーヘルス」や女性特有の悩みを解決する「フェムケア」など、ヘルスケアを通した社会課題解決を目指し、さまざまなメディアで発信、プロダクト監修などを行なっている。また、東京大学工学系研究科道徳感情数理工学・光吉俊特任准教授による社会課題を解決する数式「四則和算」の社会実装により人と社会のOSをアップデートすることを掲げたUZWAを運営。現在は、東京と鳥取県米子市の2拠点生活を送り、土と向き合う生活を送っている。フジテレビ「ホンマでっか!?TV」には腸内環境評論家として出演するなどメディアでも活躍し、新著『腸と森の「土」を育てる 微生物が健康にする人と環境』(光文社新書)が話題。
https://tenrai.co/

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