「ボトックスはもうこりごり」と"苦笑"した、シャロン・ストーンのホンネとは?
Beauty 2022.09.06
アラビア「ヴォーグ」誌のインタビューで、シャロン・ストーンが脳卒中後の「痛い」体験を語った。
ショーン・ペンのチャリティ団体、COREのガラでのシャロン・ストーン。(ロサンゼルス、2022年6月10日)photography: Axelle/Bauer-Griffin/FilmMagic/Getty Images
もうボトックスなんてこりごり。2022年9月発売のアラビア版「ヴォーグ」誌のカバーインタビューに登場したシャロン・ストーンは、美容整形をやめたきっかけを次のように語った。「“スーパーセレブ”時代、ボトックスやフィラー(注入治療)に頼っていた時期もあった」ことを認めつつ、「その後、重症脳卒中で脳出血が9日間続いた後、顔の片側をもち上げるための治療でボトックスとフィラーを300ショット以上打たれた」ことを打ち明けた。この経験を通じて美容整形はシャロン・ストーンにとって「ちょっとした贅沢」から「大量投与を要する神経系の痛い治療」となった。
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最近、年下の恋人との間でこのデリケートな話題をめぐってやりとりがあったそうだ。年下の彼は『氷の微笑』のスター女優に向かって年、こうした施術で顔をいじっているのかと聞いてきた。「それをすれば、あなたも私も、自尊心が満たされたでしょうね」と60代のシャロン・ストーンは答えたそうだ。それからしばらくして二人の関係は終わった。「その後、もう一回会ったけど、もう彼の方は関心がなかった」と言うと「私の表面しか見ないのなら、どうぞお引き取りくださいって感じよ」と付け加えた。
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充実の60代
いまや64歳になったシャロン・ストーンに若く見せたい気持ちなど、さらさらない。かつてモデルとして活躍していたこともある女優は今、最高の充実感を得ている。「今が人生で最もエキサイティングでクリエイティブな時だと感じている。本当に、本当に幸せだし最高に明るい気分」と、このインタビューで語っていた。インスタグラムへの投稿写真を見ても分かる通り、ビキニ姿や「トップレス」写真までためらうことなく堂々と披露している。
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「子供を産んで45歳にもなると、女性はまるで透明人間、周囲から存在していないような扱いを受けるようになる」
アラビア版ヴォーグでのシャロン・ストーンの言葉
300万人以上のフォロワーがいるシャロン・ストーンが8月下旬、SNSに投稿した水着の写真は瞬く間に拡散した。「(この写真を)投稿したのは、子供を産んで45歳にもなると、女性はまるで透明人間、周囲から存在しないような扱いを受けるようになるから」と言いつつ、「年齢を重ねたからって必ずしも勝者になれるとは限らないけれどね」と続けた。とはいえ、シャロン・ストーン本人はその反証たらんと努力し続けている。
text: Victoria Hidoussi (madame.lefigaro.fr)