寝つきが悪い、ストレスを溜めがちな人にはこのハーブ。

Beauty 2023.04.26

久保直子

新生活のシーズン、新たな環境に心が弾むこともあれば、不安を感じることも。そんな時に植物の力を借りてみませんか? 今回はハーブを活用する方法を紹介します。

自律神経のアンバランスに穏やかに作用。

以前の記事でも書きましたが、ハーブティーをよりよく効かせるポイントは、ある程度の期間、継続的に飲むことです。ハーブはとても優れていますが、薬ではないので即効性は期待せずに。内側から体質改善をしながら、段階を経て症状を改善していきます。焦らずに植物の風味を楽しみながら飲み続けましょう。

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photo:iStock

いわゆる五月病のような憂鬱な気分の時や、新しい環境&人間関係に慣れず、頭がいっぱいでなかなか寝付けない時にはカリフォルニアポピー。それから免疫力を調整し、身体を強くしてくれるエキナセア。この2つを紹介したいと思います。どちらも、ハーブティーもチンキ剤もありますが、チンキ剤はアルコールの味が強いので、飲みやすさを重視するならハーブティーで。チンキ剤は水に15〜20滴ほど垂らして飲むだけなので、手軽に飲みたい人にはおすすめです。

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不眠や寝つきの悪さをサポート。|カリフォルニアポピー

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photo:iStock

カリフォルニアポピーはケシ科の植物で、和名をハナビシソウといいます。フラボノイド、アルカロイドなどを主成分とし、鎮静作用や不眠に効果のあるハーブとして、ヨーロッパでは大変よく使われています。
自律神経に作用し、精神的疲労による不眠、寝つきの悪さをサポート。子どもの夜尿症にも使われることがあるハーブです。
慣れない環境の中でつい、内にストレスを溜めてしまう方に。入浴の後のリラックスタイムにぜひ取り入れてみてください。

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免疫力を調整して風邪予防に。|エキナセア

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キク科のエキナセアは、一度は目や耳にしたことがあるのではないでしょうか。とてもポピュラーなハーブです。ドイツを中心に研究が進められ、免疫賦活作用や抗ウィルス作用など、有効性が確認されています。
体温を上げ、免疫力を調整してくれるので、感染症の兆候が現れた初期の段階での摂取がおすすめ。風邪やインフルエンザ、カンジタ症などにも有効とされています。このエキナセアに、カリフォルニアポピーをブレンドして飲むとより効果的。ぜひ試してみてください。

次回はこれらのハーブを「ティザンヌ」で生活に取り入れる方法を紹介します。

texte:NAOKO KUBO

久保直子

ウェルネス&ビューティジャーナリスト/植物療法士/アロマデザイナー
AMPP(仏植物療法普及医学協会)認定メディカルフィトテラピスト、DTWフラワーエッセンスプラクティショナー、スポーツアロマテラピストの資格を所持。美容ライター時代に培った膨大な美容の知識と、植物療法をツールに、独自のウェルネス&ビューティについて発信。そのほか製品開発、アロマデザインやセミナーなど幅広く活動。
Instagram:@naonaonaozou

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