忙しい朝、たった5分で頭がすっきり目覚めるコツは?

Beauty 2023.06.12

久保直子

自分の機嫌を取り、やる気をアップさせるために「朝に香りを取り入れること」のメリットを、前回の記事ではお伝えしました。朝の忙しい時間にそんなことしていられない、と思うかもしれませんが、使い方はどれも簡単。ほんの5分、自分のために使う時間を大切に。そう考えてみませんか?

すっきりしない心に寄り添うカモミール。

まず、寝起きがしゃきっとしない、寝足りない感じがするというタイプの人にはカモミール。目覚めの悪さにリラックス感を与え、ストレスを軽減してくれるでしょう。PMSなどを和らげる作用もあるので、女性ホルモンのバランスが揺らいでいる時、月経の時などに使っても有効です。目覚めを促すためには、手浴に使ってみてください。洗面器にお湯を注いで、数滴。そこに手を10秒ほど入れて温めます。冷え性の人にもおすすめですし、血行を促し、頭がすっきりしてくるはずです。

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photo: shutterstock

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ローズマリーやリトセアで、疲れた心身を強壮。

次に、寝ても疲労感が残っている人には、心身を強壮してくれる香り、ローズマリー、リトセアなどがおすすめ。ローズマリーは、同じ種の中でも「ケモタイプ」といって、栽培される土壌、気候条件などによって、成分が異なるものがいくつか存在しますが、朝はその中でも取り入れやすい「ローズマリー・ヴェルヴェノン」がいいと思います。免疫力も高め、頭脳をクリアにしてくれる作用も持っています。リトセアは心身を元気に導く効果が高く、フルーティーな香りで、心も明るくしてくれます。ローズマリーはそのままティッシュに数滴垂らして芳香浴するだけでもよいですが、リトセアはお湯に入れるとふわっと香りが広がって心地よいので、手浴もおすすめです。

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photo: shutterstock

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心地いい目覚めを持続させるマンダリンの香り。

最後に、朝すっきり起きられるというタイプの人に。
目覚めがよい人におすすめしたいのは、基本的に柑橘系なのですが、その中でも今回はマンダリンを紹介したいと思います。日本の温州みかんなどと同じグループで、ほかの柑橘類より耐寒性が優れていると言われています。オレンジなどよりも甘やかでフローラルな香りが特徴で、気分をリフレッシュし、高揚させてくれるため、朝の香りとしてもうってつけのマンダリン。アロマポットに垂らして芳香浴にするか、そのままウッドプレートなどに垂らして使うといいでしょう。

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photo: shutterstock

次回は、“夜の自分の機嫌をとる”ティザンヌについて紹介したいと思います。

texte:NAOKO KUBO

久保直子

ウェルネス&ビューティジャーナリスト/植物療法士/アロマデザイナー
AMPP(仏植物療法普及医学協会)認定メディカルフィトテラピスト、DTWフラワーエッセンスプラクティショナー、スポーツアロマテラピストの資格を所持。美容ライター時代に培った膨大な美容の知識と、植物療法をツールに、独自のウェルネス&ビューティについて発信。そのほか製品開発、アロマデザインやセミナーなど幅広く活動。
Instagram:@naonaonaozou

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