板谷由夏|私に贅沢を与えてくれる美容について。

Beauty 2023.12.01

贅沢を知るボーテスターたちは、どのように化粧品を選び、どうケアをしている? 時にはプロに委ね、憧れの化粧品に夢を見て。美容におけるそれぞれの贅沢を聞いた。


板谷由夏

女優

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シルクシャツ¥253,000、ショートパンツ¥132,000、ブーツ¥495,000/以上エルマンノ シェルヴィーノ(ウールン商会) 右耳イヤカフ¥573,100、左耳ピアス¥161,700、リング(WG)¥2,024,000、(PG)¥754,600/以上レポシ(レポシ日本橋三越本店)

メイク使用色:クチュール ミニクラッチ 100 ¥9,900/イヴ・サンローラン・ボーテ ノワール ジェ 02 ¥5,500/ゲラン ディオールショウ オンステージ クレヨン ウォータープルーフ 664 ¥3,960、ディオール ヴェルニ 206¥3,960/ともにパルファン・クリスチャン・ディオール トランテアン ル ルージュ 5 ¥25,300(店舗限定発売)/シャネル

満たされる感覚を超えた先にある「何か」

私にとって贅沢は、感覚的にどこか「感謝」と似ているんです。自然や風景を目の当たりにして感動したり、新たにチャレンジをしてよかったと感じたり。生きている実感が沸いて、これは普通じゃない、特別なんだと思う時、ああ、ありがたい、なんて贅沢なのだろうと思う。20代の頃、単純に「幸せ」と表現していたことが、感謝や贅沢という思いへと深まったのは、年齢を重ねたからなのだと思います。

美容に関しても、年齢とともに変化してきました。肌との対話=美容と考えていたけれど、プロに任せたり、お金や時間をかけたり、と、肌が贅沢を欲してきたのを感じています。スキンケアに関しては、シートパックとクリームが習慣になりました。朝起きたら、冷蔵庫で冷やしておいたシートパックをぴたっと貼って、そのまま子どもたちのお弁当づくり。夜眠る前には、ほんの少し時間をかけてクリームでケアをし、官能的なテクスチャーとほのかな香りを楽しんでいます。あっ、そうそう、迷いに迷っていた「デンキバリブラシ」をついに購入! 移動中の車の中で、もっぱら顔のコリをほぐしています。

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「夜のクリームが習慣に」。ローズペプチドを配合した新処方で、ハリに満ちたツヤ肌へ。●プレステージ ラ クレームN 50ml ¥49,500/パルファン・クリスチャン・ディオール
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ピンヘッドから発する低周波が、頭皮や顔、身体に刺激を与え、コリをほぐすモバイル美容機器。●エレクトロン デンキバリブラシ2.0+ ボディ ¥217,800/GM コーポレーション 

歴史や哲学などしっかりとした土台の上につくられているストーリーがある化粧品を選びたい。加えて、使う人が紡ぐストーリーにも憧れます。幼い頃、叔母が使っていたゲランのメテオリット。若い頃、大好きなヘアメイクの方が使っていたシスレーのエコロジカル コムパウンド。その化粧品を選んだその人がワンセットで記憶される、みたいな。いつか「私」を思い浮かべてもらえるような化粧品と出合えたら、このうえなく贅沢だと思っています。

自分も家族も元気で、いまの私は十分に満たされている。そのうえで、仕事でも遊びでも、「もっといけるんじゃない?」と好奇心や向上心みたいなものが芽生えることがあるんです。そんな時、私って贅沢だなあ、としみじみ。贅沢とは、満たされる感覚を超えた先にあるものなのかもしれません。

Yuka Itaya
ドラマや映画、舞台、CMなどで幅広く活躍。2015年よりファッションブランドSINMEもプロデュース。Netflixのドラマ「離婚しようよ」、24年大河ドラマ「光る君へ」に出演。10/5スタートの読売テレビ・日本テレビ系プラチナイト木曜ドラマ「ブラックファミリア~新堂家の復讐~」で主役を演じている。
●問い合わせ先:
ウールン商会
tel:03-5771-3513
www.woollen.co.jp

レポシ日本橋三越本店
tel:03-6262-6677
https://repossi.jp

GMコーポレーション
0120-66-7176(フリーダイヤル)
https://shop.el.gm-beauty.jp

パルファン・クリスチャン・ディオール
tel:03-3239-0618
www.dior.com

イヴ・サンローラン・ボーテ
0120-526-333(フリーダイヤル)
www.yslb.jp

ゲランお客様窓口
0120-140-677(フリーダイヤル)
www.guerlain.com

シャネル カスタマーケア
0120-525-519(フリーダイヤル)
www.chanel.com

*「フィガロジャポン」2023年11月号より抜粋

photography: Tisch(MARE Inc.) styling: Mihoko Sakai hair: Kotaro  makeup: Akiko Sakamoto(SIGNO) text: Chitose Matsumoto

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