服に負けないカラダを目指す、夏のボディケア。 磨いたカラダで、この服が着たい!
Beauty 2024.05.27
今年の肌見せファッションは、特に脚とデコルテ、ウエスト周りがポイント。ファッショニスタとともに、いま着たい服と着こなすための理想のカラダを考える。
Fashionistas
無駄なたるみのないメリハリボディが憧れ!
シトウレイ @reishito
ストリートスタイルフォトグラファー/ジャーナリスト
ファッショントレンドをオフランウェイからも発信。「理想とするのは、俳優・菜々緒の体形」
ラフな服は上質な肌感を誇るボディがマスト。
丸山佑香 @yuukamaruyama
スタイリスト
最新コレクションを知り尽くし、スタイリングに落とし込む。「ボディケアは質感にも注力したい
なりたいカラダはモデルの先輩、鈴木えみ。
中島沙希 @saki_nakashima
モデル
2024年春夏パリコレクションに参戦、マルニのショーでランウェイを歩いた。「私服は常にオール黒」
マイクロショートパンツやクロップト丈のトップがランウェイを賑わせていた昨年に比べ、露出はやや控えめになった2024年春夏コレクション。だからといってボディケアを怠るのは危険! スタイリストの丸山佑香は「ハーフパンツやポロシャツなどカジュアルなアイテムが多い分、肌や髪をきちんと管理していないと、特に大人はだらしない印象を与えかねない」と解説。クワイエットラグジュアリーなシルエット重視のスタイルを春夏らしく、リラックスなムードで着崩すルックは、整えられた質感や引き締まったフォルムがマストだ。
一方で、モデルの中島沙希はパリコレのランウェイを間近で見て「背が高く細いモデルばかりでなく、グラマラスな体形のモデルも大勢いて、個性を生かした見せ方をしている」と言い、"痩せる"ことが必ずしも正義ではないと肌で感じてきたそうだ。
「目標は、健康的でメリハリのあるカラダ。首や膝など、たるみが出やすいパーツをぬかりなくケアして、ミニを着こなしたい」とは、ストリートスタイルフォトグラファィーのシトウレイ。自分のカラダのチャームを存分に生かしながら、磨きをかけたボディで自信を持って好きな服に袖を通す。そマんな意識がいまの私たちには必要だ。
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Legs
シアーな素材をレイヤーするスタイルが、トップからボトムスへと移行。肌の露出は抑えられたがシルエットは浮かび上がるので、凹凸が目立つセルライト対策をしっかりと。均整の取れた脚でカッコよくはきたい。
Prada
Acne Studios
裾のスリットラインから脚をスラッと見せられたら。上質な大人の露出。
モデル
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Knees
昨年からトレンドのマイクロミニが今シーズンも継続。引き締まった膝を手に入れたいのはもちろんだが、質感も大事。ゴワゴワとした黒ずみ膝では台無し! 角質ケアを怠らないこと。
Dries Van Noten
いろいろ荼毘にふしてくれる透け感スカートはありがたい!が、膝はキレイにしておきたい。
ストリートスタイルフォトグラファー/ジャーナリスト
Miu Miu
ミュウミュウのミニをはくには、脚にしっとりした質感を。"梅干し膝"は避けたい!
ストリートスタイルフォトグラファー/ジャーナリスト
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Decolletage
ベーシックなシャツもボタンを外して襟を抜く着こなし。ワンショルダーのアイテムも数多く見られた今季。比較的挑戦しやすい肌見せだからこそ、明るく艶やかなデコルテで颯爽と。
Gucci
大人の肌見せには、手入れされたデコルテと、脚がマストでしょう。
ストリートスタイルフォトグラファー/ジャーナリスト
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Waist
昨年多かったクロップトトップはやや影を潜めたが、腰ではくタイプのボトムスは相変わらず多い様子。腹チラせずとも、すっきりとした腰&腹周りで大人の"腰パン"をキメたい。
Gucci
大好きなスキッパートップはデコルテの美しさがカギ!
スタイリスト
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Neck
姿勢の悪さから肩甲骨が硬くなり、巻き肩気味になると、首から肩にかけてのラインにムダな肉が付きがち。ここがもっこりしているとIラインシルエットのドレスを着た時の致命傷に。
Loewe
僧帽筋が張っていると、ロエベのIラインドレスが上手に着こなせない。
ストリートスタイルフォトグラファー/ジャーナリスト
Issey Miyake
造形美が印象的なデザインを纏う時は、より姿勢良く歩きたい。
モデル
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Core
ビッグサイズのマントやハット、バッグといった+αの特大アイテムをルーズなシルエットに合わせたスタイルは、体幹が命。ブレない体幹に引っ掛けるように着こなすのがクール!
Miu Miu
膝丈のパンツは、ラフなスタイルなだけに腰周りのバランスが重要。
スタイリスト
Stella McCartney
羽織りをキープし、骨盤でボトムスを支える、体幹が整ったカラダっていい!
モデル
*「フィガロジャポン」2024年6月号より抜粋
photography: Spotlight editing: Sachico Maeno