外陰部や膣内、デリケートゾーンの痒みや痛みへの対策は?
Beauty 2025.01.12
女性ホルモン分泌の減少で変化を感じる40代の一方で、不安を覚える20代、30代も多いという「更年期」。何が起きるのか、それにどう対応すればいいのか、知識と情報をアップデート! 専門家に、気になるお悩みを聞いてみよう。
Q. GSM、特に乾燥対策は?
閉経関連尿路性器症候群=Genitourinary Syndrome of Menopauseの略。女性ホルモン低下によって起こる泌尿生殖器の痒み・痛み、頻尿・尿モレ・膀胱炎、性交痛・性交後出血など。閉経後の約半数に症状がある。
関口由紀(女性泌尿器科専門医):外陰部が薄く弱くなり腟が乾燥するGSM。乾燥によって腟内環境を健康に保つデーデルライン桿菌という乳酸菌が減り、細菌性腟炎のリスクが増加します。フェムゾーンを守るために保湿はマスト。問題がなければ市販の全身用保湿剤でOKですが、ヒリヒリ感じるようなら低刺激の専用保湿を。女性ホルモンの投与や腟剤のエストリールも効果的。
福山千代子(産婦人科専門医):腟の潤い不足に効果を出すのが、幹細胞培養上清液。腟粘膜に手打ち、外陰部に水光注射すると、閉経前の状態に戻せます。これをフリーズドライしてタンポンのようにセルフケアできるアイテムを発売予定です。
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外陰部の保湿対策に
保湿剤は毛穴詰まりの心配がないジェル状がおすすめ。
ヒアルロン酸やプラセンタエキス、乳酸桿菌、茶カテキンで美白、消臭、潤いとハリも。スッと浸透。
沖縄産月桃、アロエベラ、女性ホルモン様作用のあるハナビラタケエキスで保湿&抗菌。乳酸菌で腟内環境も整える。
エリート乳酸菌を培養発酵した産道内乳酸菌エキスDLLAB8を配合。ミストなので手軽。トイレに常備したい。
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腟内の潤い対策に
日本人ドナーから採取したヒト幹細胞培養液原液にヒアルロン酸やコラーゲンなどをプラス。腟内から成分を届け、腟と全身の肌も潤う。
福山先生監修。厳選成分をホームケアでチャージ。
福山千代子
MET BEAUTY CLINIC 院長
日本産科婦人科学会 産婦人科専門医。20年以上、さまざまな世代の女性の悩みに真摯に向き合う。最新機器を導入するなど、更年期障害の治療も積極的に行う。2021年より現職。
メットビューティクリニック
東京都港区南青山5-11-9 レキシントン青山2F
0120-776-123(フリーダイヤル)
診)10:00~19:00
休)水、木、土(婦人科)
www.met-beautyclinic.jp
関口由紀
女性医療クリニックLUNAグループ 理事長
女性泌尿器科専門医。医学博士。日本性機能学会認定専門医。2005年に現クリニックを開設。中高年女性の総合的なヘルスケアを提唱し、骨盤底筋トレの重要性を説くスペシャリスト。
女性医療クリニックLUNA横浜元町
神奈川県横浜市中区元町1-32
045-662-0618(初診予約専用)
診)10:00~17:00
休)祝
https://www.luna-clinic.jp/
キョウ
info@knowyour.co.jp
https://knowyour.jp/
サンナチュラルズ
0120-140-191(フリーダイヤル)
https://www.sunaturals.co.jp/
白金高輪海老根ウィメンズクリニック
03-5789-2590
https://ebine-womens-clinic.com/
ルナプライドショップ
050-3668-6960
https://lunashop.shop-pro.jp/
*「フィガロジャポン」2024年8月号より抜粋
text: Eri Kataoka