【CAだけが知っている!? とっておき美容vol10】 風邪の季節に。現役CAが愛用する、海外発のインナーケア。
Beauty 2025.11.05
世界各国を飛びまわる現役のキャビンアテンダント(CA)や、CA経験者に「キレイの秘密」を聞く好評の連載。
第10回は現役CAのTNさんに、体調管理法を聞きました。すでに風邪やインフルエンザが流行しているこの季節、海外発のインナーケア情報をぜひチェックして。

今回紹介してくれたCA:TNさん
外資系航空会社で、主にアジアから日本各地の国際線を担当するキャリア6年目の現役CA。月に1度ロングフライトがあるほか、早朝出勤も多く、体調管理に気を配っているそう。フェムケアアイテムやインナーケアを取り入れて、上手に身体とつき合っている。
「なるべく風邪を引かない」がクルー全員の共通認識
「どのような仕事も同じだと思いますが、社会人になって責任が増すと、体調管理は重要ですよね。私たちは1度のフライトでたくさんのお客様に接するため、クルーはそれぞれ体調管理に気を遣っています」と話すTNさん。
特にCAの場合、機内は密閉空間なうえに極度の乾燥にさらされがち。季節に関係なく風邪やのどの痛みと言ったリスクと隣り合わせといいます。
「お客様やほかのスタッフに迷惑がかかるのはもちろんですが、私の会社は勤務姿勢に加えて"休まず健康に出勤すること"が評価される傾向があります。本国のカルチャーの影響でしょうね。なので、クルーの間では"なるべく風邪を引かないように"という意識が徹底されています」
「Cenovis」のビタミン系サプリを毎日の習慣に
体調管理のためにTNさんが実践しているのが、サプリメントで不足しがちなビタミンやミネラルをしっかり補うこと。愛用しているのは、「Cenovis」というブランドで、オーストラリアで購入しているといいます。

右:Cenovis Mega C 1000mg 60錠。 左:Cenovis Women's Multi 50錠(ともに私物)。
「ドラッグストアで売っていて、オーストラリアに滞在するたびにまとめ買いしています。ビタミンCは日本でも飲んでいましたが、錠剤だと飲み忘れることもあって。これはチュアブルタイプなので、水なしでも摂取できるのがポイント。仕事の合間にも取り入れやすいんです」

Mega Cは、見た目もオレンジのようなタブレットタイプ(私物)。
小分けにしてフライトに携帯するほか、日本の住まいと海外にある会社の寮にも常備しているそう。「柑橘風味で美味しいので、続けやすいんです(笑)。これまでいろいろなビタミンCを試しましたが、続けるためには"飲みやすい味"も大切だなと思います」
同じブランドのマルチビタミンも、習慣にしているサプリのひとつ。こちらはカプセルタイプで、ビタミンA、D、E、ビタミンB群、カルシウムやミネラルなどをバランスよく摂取できます。

Cenovis Women's Multiは、女性に不足しがちなビタミン類やミネラルをまとめて摂取できるカプセルタイプ(私物)。
「フライト中の食事は、クルーもお客様と同じ機内食をいただきます。自炊に比べるとどうしても塩分が多く、野菜が不足しがちに。勤務が続くと栄養が偏ってしまうので、手軽に足りない栄養を補給できるサプリメントは手放せない存在です」
CA同士で情報交換。各国で「のどケア」も特長が!?
クルー同士で体調管理の方法について話す機会も多いそう。同じ会社のCAはもちろん、ときには他の航空会社のCAと情報交換することも。
「風邪の引きはじめって、のどがイガイガしますよね。同僚のCAには、実は日本の龍角散のど飴が人気で、みんな日本便の時にまとめ買いしています(笑)。韓国の航空会社では、行きつけの韓方院で処方してもらったシロップを持ち込む人が多いと聞きました。また台湾のクルーには、"ニンジョム"というのど飴が人気だそうです」
機内の乾燥対策に、「のどケア」は必須なのだとか。CA同士の情報交換をもとに、TNさんもいろいろ試しているそう。
「食事も睡眠時間帯も不規則な仕事ですので。やはり最後は"身体が資本"。私は日本でも渡航先でもジムに通って、筋トレをしています。基礎体力をつけることが、忙しくても元気で勤務できる秘訣かなと思っています」
これからますます寒さ厳しい季節。CA流の体調管理術を参考に、皆さんも健康に過ごせますように。
text: Namiko Uno








