美容好きパリジェンヌが集うイベント、仏マダムフィガロの「フィールグッド エクスペリエンス」開催。

Beauty 2025.12.03

冬の訪れを前に、心と身体を見つめ直す癒やし体験を。パリ2区のアトリエ・リシュリューで、マダムフィガロが企画する有料イベント「FEEL GOOD EXPERIENCE」が開催された。訪れたのは、特設サイトを通して登録した1300人のビューティアディクトたちだ。

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11月14、15日、パリ2区のアトリエ・リシュリューで開催されたFEEL GOOD EXPERIENCE。photography: Say Who / Sheraz Debbich

さまざまな角度からウェルビーイングを意識したビューティを見つめる本国フランスのマダムフィガロは、FEEL GOOD(フィールグッド)のタイトルで、ブランドと読者をダイレクトに結ぶイベントやアワード、リトリートを企画している。去る11月14、15日にパリで開催されたのは、フィールグッド エクスペリエンス。新ブランド発見から施術、ワークショップ、有識者のトークショーやヨガまで。フィールグッド体験がぎっしり詰まった2日間となった。


2フロアの広い空間に、大小28ブランドのブースが並ぶ。ブランドや新製品の紹介はもちろんだが、話題のサロンやブランドのケアや施術を一度に体験できる機会とあって、肌診断やマッサージ、マシンによる施術体験が見逃せない。

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誕生から5年以内の若いブランドのコーナーには5ブランドが並んだ。photography: Fleury Ada

1階のメイクアップバーではAnastasia Bevery Hill(アナスタシア・ビバリーヒルズ)、Cénée Paris(セネ・パリ)、Rare Beauty(レア・ビューティ)がフラッシュメイクを施し、グリーンなマニキュアを発信するマニキュリストも季節感豊かなネイルを披露した。美しい眉を作るLucia Popa Paris(ルチア・ポパ・パリ)や、ストレッチや筋肉運動、デトックスを融合したメソッドによるフェイシャルケアを提案するセリーヌ=アレクサンドラ・パヴォワーヌの施術が体験できるのもこのイベントならでは。

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セリーヌ=アレクサンドラ・パヴォワーヌによるフェイシャルケア。photography: Fleury Ada

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マニキュリストのスタンドにはネイルサービスを待つ人の姿が。photography: Say Who / Sheraz Debbich

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セレーナ・ゴメスのメイクアップブランド、Rare Beauty。photography: Say Who / Sheraz Debbich

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2階の特設キャビンではフットケアのビルケンシュトック、リラックスとシエスタ・マッサージを提案したロクシタン、感情と脳、肌の関係に注目するNeuraé(ヌアレ)など、30分ごとの施術プログラムが提案された。マシンを取り入れての施術体験も昨年同様人気。今年はマイブレンドが新製品myLIFTINGrollerを、LPGがリズミカルな吸引と刺激でエイジング対策を行うエンダモロジーの施術を行った。

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LPGによるエンダモロジーのフェイシャル施術。photography: Say Who / Sheraz Debbich

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2日間には、ワークショップやディスカッション、トークイベントも多彩に繰り広げられた。欧州長寿研究所所長が語る、健康的な老後のための新しい技術や治療法の分析。Aime(エーム)の創設者マチルド・ラコンブが語る栄養アドバイスやレシピ、食習慣。さらには肌色を明るく見せ、自信を高める色合いを見極めるカラーメトリーの解説まで、さまざまなトークイベントのほか、呼吸をウェルビーイングの中心に据え、活力を取り戻す「Breathe & Joy」などのスポーツセッションも開催された。

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女性のアルコール問題について語った精神科医のジャン=ヴィクトール・ブラン。マダムフィガロのウェルビーイング&健康担当チーフのオフェリー・オステルマンと。photography: Fleury Ada

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バンジャマン・ミュゼルグによるスポーツセッション。photography: Fleury Ada

参加ブランドや美容の専門家によるワークショップでは、アンチエイジングの嘘・本当、セルフマッサージのほか、KコスメのセレクトショップMiiN(ミーン)による韓国式日常のスキンケア解説も登場し、バリエーションに富んだプログラムとなった。

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ロクシタンのワークショップでは、セルフマッサージの講習が行われた。photography: Say Who / Sheraz Debbich

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一方、ビューティとウェルビーイングの調和をテーマにマダムフィガロが選ぶFEEL GOODプライズも3回目を迎え、10月に受賞が決まった11点が会場で紹介された。

ローンチから5年以内の若いブランドに与えられる「希望賞」を獲得したのは、Neuraéのセラム、「Harmonie」。そのほかフェイシャルケア、セラム、ボディケア、イン&アウト、ライフスタイル、エクスペリエンス、パフューム、ヘアケア、そしてメイクアップの9カテゴリの受賞が決まっている。

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受賞商品:手前左からメイクアップ部門Yepoda(イェポダ)ファンデーション「the Dewy Day」、パフューム部門ナルシソ ロドリゲス「ナルシソ オードパルファム ラディアント」、希望部門Neuraéセラム「Harmonie」、セラム部門マイブレンド「Lip Expert Pro Collagen」、エクスペリエンス部門Maison Orveda(メゾン・オルヴェダ)のケア「Soin Omnisolution」、イン&アウト部門Rhodista(ロディスタ)コラーゲンスープ「Elixir」。

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受賞商品:手前左からグランプリOndo Beauty 36.5「Squalane&Bakuchiol Sleeping Pack」、ヘア部門Yodi(ヨディ)「Shampooing Poudre Moussant」「le Baume Hydratation et Souplesse」、フェイスケア部門La Chênaie(ラ・シェネ)「Soin Illuminateur de Teint」、ボディケア部門Orveda「Youth Glove Protocol Trio Soin Jeunesse des Mains」、ライフスタイル部門Hozo(ホゾ)インテリアフレグランス「Pluie Harmonisante」

グランプリに選ばれたのは、韓国のブランド Ondo Beauty 36.5(オンド・ビューティ36.5)の「Squalane&Bakuchiol Sleeping Pack」。フランスに吹くKコスメ旋風を感じさせる受賞結果となった。

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