パリ街歩き、おいしい寄り道。

ルーベンス展と、冬の定番シュー・ファルシ。

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リュクサンブール美術館で1月14日まで開催の
「ルーベンス、王族の肖像」展に行った。ふだん、
肖像画だけが並ぶ展覧会は少し苦手なのだけれど、
夏にアントワープでルーベンスの家に立ち寄って、
そのときの印象から、なんとなくルーベンスの描く
肖像画は観てみたい気がした。
行ってみると、絵画よりもずっと興味を惹かれたのは
16~17世紀のヨーロッパの王族の系図。
私は、相関図のようなものがとても好きで、
見ていると歴史を知りたくてたまらなくなる。
フランス王家の展示コーナーに、対で掛かっていた
ルイ13世と王妃アンヌ・ドートリッシュの肖像画。
この夫婦が不仲であったことが、それぞれの画の背景
にも現れている、と解説にあった。なるほどなぁ。
やっぱり改めて歴史を勉強したいなぁ。
最後には、ルーベンスの自画像が展示されていた。


数日前にあるお店で食べそびれてしまってから、
シュー(キャベツ)・ファルシが食べたかった。
それで前にも一度ご紹介したオ・シェ・ド・ラベイへ、
この日も向かった。
ここのシュー・ファルシは、私の冬の定番。
ファルスの中には、パン粉というよりも、荒く崩した
パンが結構な割合で含まれている。
だから、ぎゅっと詰まったかんじだけれど柔らかい。
刻んだキャベツもたくさん入っているし。
とっても寒い日だったけれど、すっかり温まった。
デザートは、タルト・タタンを。
このお店は、デザートのタルトもすべて自家製で、
手作り感のある優しい味わいがおいしいのです。
クレーム・フレッシュをたっぷりつけて頂きました。

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川村明子

文筆家
1998年3月渡仏。ル・コルドン・ブルー・パリにて料理・製菓コースを修了。
朝の光とマルシェ、日々の街歩きに日曜のジョギングetc、日常生活の一場面を切り取り、食と暮らしをテーマに執筆活動を行う。近著は『日曜日はプーレ・ロティ』(CCCメディアハウス刊)。


Instagram: @mlleakikonotepodcast「今日のおいしい」 、Twitter:@kawamurakikoも随時更新中。
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