パリ街歩き、おいしい寄り道。

rue de Bretagneのブロカント2018秋

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年2回、春と秋にパリ3区の区役所周り一帯で開催される、通称、ブルターニュ通りのブロカント。
金曜から日曜の3日間にわたり500スタンドが立つといわれる。
この秋(むしろ冬)はそれが先週末で、金曜の朝、気合いを入れて行ってきた。
ストラスブールの朝ほどではないにしても、寒くて、足と腰にホッカイロを貼り、ジーンズの下にはタイツ、そして靴下を重ね履き、長袖の肌着にタートルのセーターを着て、その上にネルシャツを羽織り、さらにウルトラライトダウンのベスト、その上に肉じゅばん並みのコート、プラス、ニット帽という完全防備で向かった。にもかかわらず、すでに日の出時刻は8時を過ぎていて(今朝は8時18分)、8時に着いたときにはまだ薄暗く、すこぶる寒かった。
できるだけ早く帰って取りかからないといけない原稿があったから、積極的に見て回る。
前にアミアンの大蚤の市で1枚だけ見つけた1860年ごろのジアンの四角いお皿を、まとめて売っているスタンドを発見!
これ1枚だけ持っていて……と興奮して店主のおじちゃんに話したらいろいろ見せてくれた。
そのジアンのお皿は、あるだけ全部買った。
ほかにもよいものをけっこう持っているおじちゃんで、この先のブロカント出店予定を聞いておいた。


全部を見て回り、これ以上は見つからないかな、と目処が着いたところで、カフェに入ることにした。
rue de Bretagne沿いにあるカフェ・シャルロ
朝ごはんを食べずに出てきたので、カフェ・クレームとクロワッサンを注文。
このクロワッサンが、特筆すべきおいしさで、おまけに1.80ユーロと良心的で、今朝はいい朝だなぁとすっかりご機嫌になる。
でも、カフェ・クレームは5.70ユーロと逆の意味でびっくりするお値段ではあったのだけれど。
帰り際に、どこのパン屋さんからクロワッサンを買っているのかお店の人に聞いてみたら、Tout Autour du Painだった。
私はここのクロワッサンが大好きで、私的パリのクロワッサンベスト3のひとつだと思う。
にしても、カフェで1.80ユーロで出すのは、親切だなぁ。
買ったお皿をスタンドで預かってもらっていたので、取りに行く。
と、その途中に、紙ものを扱うスタンドがあった。17世紀半ばの初版本の切り抜きや、19世紀の美しい建築のリトグラフなどを売っていた。
少し前から、壁に飾る絵を探していたので、6枚ほど購入。
よい買い物をしたな〜。

買ったものの写真をまだ撮れておらず……、近いうちに撮ったら、インスタグラムにアップしますね。ご興味ある方は覗いてみてください。

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川村明子

文筆家
1998年3月渡仏。ル・コルドン・ブルー・パリにて料理・製菓コースを修了。
朝の光とマルシェ、日々の街歩きに日曜のジョギングetc、日常生活の一場面を切り取り、食と暮らしをテーマに執筆活動を行う。近著は『日曜日はプーレ・ロティ』(CCCメディアハウス刊)。


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