Editor's Blog

初めてのシシド・カフカさんライブへ。

誰かへの贈り物を考えたり、誰かを思いながら新年の挨拶を書いたりする、外は寒いけれどほっこりする時間が増える季節になりました。なんて書きながら、最後に更新したブログが夏の話題だった編集YUKIです。

贈り物について、「自分に、そして大切な人へ贈るコーチのギフト。」で素敵なエピソードを教えてくださった、ミュージシャンのシシド・カフカさん。先日、シシドさんのライブに、この企画を担当した編集DAIKUとN.O.、そして友人と行ってきました。

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ドラムボーカリストとして活躍するシシドさんの演奏を映像で見たことはありましたが、実際に激しくドラムを叩きながら歌う姿は、目の前でミラクルが起きているのかと思うくらい鮮やかで、カッコよくて、皆で感激しました!


「音楽に救われる」という表現があるけれど、本当にそういうことが起こるのだなあ、とわたしはシシド・カフカさんの音楽に出合って初めて実感したように思います。

自分が根っ子からぐらぐらと揺らぐように心許なく感じていた時期に、ある日、習慣でつけていたテレビに映った美しい女性に心惹かれました。その美女がミュージシャンのシシド・カフカさんであると分かり、次々と彼女の音楽を聴きました。シンプルで、潔くて、繊細なガラス細工のような表情も時折感じられるけれど、ユーモアがあって……自分を思ってかけてくれる言葉さえ素直に受け取れなかった時期に、シシドさんの言葉は、力強さと透明感を併せ持つきれいな声にのせて、乾いてひび割れた土地に恵みの雨が降り注ぐように心に染みわたっていきました。

その後、シシドさんのブログやインタビューを読んだり、彼女がDJを務めるラジオを聞いたりするうちに、その理由が少し分かるような気がしてきました。「自分に、そして大切な人へ贈るコーチのギフト。」でも言葉を書き綴ることについて話してくださっていますが、言葉というものにたいして真摯に、丁寧に向き合われていることが、折に触れて感じられました。

そして今回ライブを体験して、叩きながら歌うドラムボーカルのスタイルだから、彼女の研ぎ澄まされた表現が生まれるのかもしれないと感じました。そして何より、その言葉を届ける相手がどう感じるか、楽しんでくれるだろうか、と彼女がとても真剣に考えて、心を砕いてくれているのが伝わってきて感激しました。きっと、だから聴く人に真っすぐ届き、深く響くのだろうと思いました。鼓舞してくれたり、笑わせてくれたり、ただそのままそこにいさせてくれたり……そんないろいろな感覚を、ライブ会場の特別な一体感とともに楽しみました。

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会場に飾られていた、たくさんの方から贈られたお花を、終わったら捨てられてしまうから皆で持ち帰ってください、と言うシシドさん。とっても粋な計らいです。その言葉に促されて、遠慮しないにもほどがあるというくらいお花を連れて帰りました。シシドさんのメッセージが書かれたカードの裏には、アンコールで皆で合唱した「羽田ブルース」の歌詞が。楽しかったライブの余韻をそのまま形にしたような花たちは、1週間経ったいまもきれいに咲いています。

またライブ当日には、折れてしまったスティックと割れてしまったシンバルを使った、オリジナルアクセサリーが来春から販売されるというインフォメーションも。以前から、折れたスティックをボールペンに加工して、収益を「東北ライブハウス大作戦」に寄付してきたシシドさん。素敵な音を奏でてくれた、折れたスティックと割れたシンバルが第二の人生を歩める、何とも素敵な企画です。

シシド・カフカ feat.金子ノブアキ/ zamza /MV Short Ver.

東京でのライブ当日には、新曲「zamza」の配信がスタート。サウンドプロデュースを手がけたのは、RIZEの金子ノブアキさん。ともにドラムボーカリストであり、俳優としても活躍するシシドさんと金子さんならではの、映画のようなドラマティックな映像。ふたりでドラムを演奏する姿もカッコいい! WIZYにて、この「zamza」MVのエンドロールにご自身の名前を載せられるというプロジェクトも12/26(火)まで応募受付中です。

ちなみに編集YUKIはミニアルバム「DO S」に収録されている「FLY HIGH!」を目覚ましにしています。とても爽やかに1日をスタートできて、おすすめです。

2017年は女優としての活動が多かったシシド・カフカさん。そのおかげでわたしは彼女の音楽にも出会うことができました。2018年のシシドさんの活躍が、いまからとても楽しみです。

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