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歴史的な洋館で、シャンパンとアートの夜。

秋が深まってきました。この季節に似合うアートとシャンパンの饗宴が行われ、わたし編集YUKIと編集まりモグが行ってきました。

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題して『ニュイ・ポメリー(Nuit Pommery=ポメリーの夜)』。シャンパンメゾンのポメリーが、マダム・ポメリーの生誕200年を記念して開催した、シャンパンとともに五感に触れるアートを楽しむ一夜かぎりのイベントです。

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場所は「フィガロジャポン」6月号でまりモグが担当した「クリエイターが集まる、イマドキ東京スポット。」でもご紹介した歴史ある洋館、九段ハウス。この何とも贅沢なイベントで、シャンパンとアートと建築のコラボレーションがどのように実現していたのか? その様子を少しでもお届けできたらと思います。

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1階の「嗅覚」をテーマにした部屋では、リモージュ磁器のブランド、ベルナルドによるフレグランスのディスプレイ。白い磁器とお花の共演も素敵でした。

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ポメリーのシャンパンは、館内に4種類が用意されていました。この「アパナージュ ブラン・ド・ブラン」をはじめ、「ブリュット・ロゼ」、「ミレジメ グラン・クリュ2006」、「ブリュット・ロワイヤル マグナム」。

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「フォアグラテリーヌ クルミ イチジクのクレープロール」(写真左)や「サーモンの白ワイン蒸し カリフラワークリーム」(右)などのフィンガーフードも。

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美しい手すりが特徴的な階段のふもとのパティオには、シャンパンボトルのタワー。

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ブルーの光に包まれた2階「触覚」の部屋では、東京を拠点に活躍するメイクアップアーティスト、リュドヴィック・アングラン氏が、金継ぎにインスパイアされたアートを来場者の手に施してくれます。

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そして2階の和室では、「視覚」と「聴覚」をテーマに、書家の松井由香子さんと箏演奏家の吉川卓見さんによるライブパフォーマンス!

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箏の演奏に合わせて、ゴールドの屏風にブルーの絵の具でシャンパンにちなんだ文字と絵が描かれていくのを、来場者はポメリーのグラス片手に見守ります。

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3階では「ブリュット・ロゼ」とともに、ピエール・エルメのマカロンを。季節の味であるマロンをはじめ、マカロンとシャンパンの相性は抜群。

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この部屋でも「視覚」と「聴覚」のパフォーマンス。ポルトガル・リスボンが拠点の画家、N17 ニコラ・ルフーヴル氏のライブペインティングと、ソプラノ歌手オリアンヌ・ダリエジオ、ピアニストのオドリク・デオリベラの演奏のコラボレーション。こちらもグラス片手に……まさに五感を使ってアートとシャンパンを楽しむひと時。

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地下は、シャネルやロエベなど多くのブランドのイベントでもパフォーマンスを行ってきたDJ Matchaによる音楽に身を委ねる空間に。「ブリュット・ロワイヤル マグナム」を味わったり、フォトブースでの撮影も楽しんだり、皆が思い思いに過ごしていました。

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バスルームにも大小のポメリーたち!

芸術の支援にも積極的だったマダム・ポメリーを象徴するように刺激的なイベントは、たった一夜かぎりという夢のような儚さも相まってとても印象に残りました。

ポメリーは日本の皇室とのつながりも深く、大正・昭和・平成・令和と、4回の天皇即位の礼の饗宴で提供されてきたのだとか。楽しい宴や、誰かにプレゼントをする機会が増えていくこの時期、ポメリーを贈りものリストに加えてみたいと思います。

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