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京都の新名所! 小学校を保存活用したホテルと、アラン・デュカスのビストロ。

こんにちは、編集まりモグです。少し前のことですが、またまた京都を訪れました。

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今回の目的は、清水寺近くに誕生した「ザ・ホテル青龍 京都清水」でのステイと、その敷地内にできた「ブノワ 京都」を訪れること。ザ・ホテル青龍 京都清水は、昭和初期に建築された小学校校舎を活用していて、ほかとは一線を画すラグジュアリーホテルなのです。

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階段&元校庭を囲むようにして、職員室などがあった建物が受付に、教室があった校舎が宿泊部屋になっています。その風格あふれる外観に、入る前から期待値が上がります。さっそく中を探検。アーチ形の天井や窓枠などレトロな雰囲気はそのままに、美しくリノベーションされています。廊下には、ところどころアートも展示。全体的に落ち着いたシックな雰囲気です。一部には、昔の壁が残された箇所や、昔のいたずらがきも!

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部屋はテラス付きスイートからスタンダードキングまで全部で9タイプ。たとえば左は法観寺(通称、八坂の塔)が見えるテラスツイン、右は柔らかなベージュカラーでまとめられたジュニアスイート。どの部屋もゆったりとした造りで寛げます。

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もちろん施設も充実。フィットネス、予約制のプライベートバス、ゲストラウンジなど。建物内の「レストラン ライブラリー ザ・ホテル青龍」は、朝食会場にもなる場所。元々講堂だったため天井が高く、開放的です。並んでいる本は写真集のようなビジュアルブックから、小説、漫画までバリエーション豊富。取り扱う内容も、京都に関するものもあれば、犬&猫に関するものなど多岐に渡ります。宿泊者であれば、気に入った本を部屋に持ち込んでゆっくり読むことも可能。

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こちらは朝ごはんの一例。お目覚めの一品、ジュース、サラダやヨーグルトのセット、パン、コーヒーや紅茶が付きます。メインは6種からセレクト。私の目は「しば漬け入りリゾット 卵かけご飯風 京の銘柄鶏のそぼろ味噌風味」にロックオン! 半熟卵をくずしながら食べるのですが、しば漬けの歯触りとほんのり甘いそぼろ味噌が絶妙にマッチ。一瞬でペロリでした。 

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宿泊者であればフリーで利用できるゲストラウンジも、すっかり気に入りました。八つ橋やチーズなど、時間によって替わるおつまみやドリンク(夕方以降はアルコールも!)をいただきながら、のんびり過ごせます。高台なので景色もばっちりです。

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夜はいよいよ、楽しみにしていたブノワ 京都へ! ホテルと同じ敷地内にあり、元校庭を挟むようにして立つ別棟にあります。店内にはアンティークのフランスのポスターが張られていたり、真っ赤なベンチソファや真鍮をあしらった什器が置かれていたり、まさにパリのビストロ。そのほとんどを、アラン・デュカスがセレクトしたそう。

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期待どおり、お料理もビストロの真髄を味わえるものばかり。たとえば前菜にはパテ・アン・クルートが登場。濃厚な肉のパテとパイ生地の間にはコンソメジュレが入っていて、風味が豊か。添えられたピクルスは、京野菜も盛り込まれています。窓から見える八坂の塔とあいまって、旅に来たんだなあと思わせてくれます。前菜には、2種の味付けで供される、オマールエビのサラダ ア・ラ・パリジェンヌなどもラインナップ。

私が訪れた日は、メインは京都牛のロッシーニでした。キメが細かいため、軟らかくて滑らかな赤身肉は食後感も軽いです。京都の赤身肉は、やっぱりおいしい!

デザートは「ル・ショコラ・アラン・デュカス 東京工房」のタルトショコラ。もともとこちらのタブレットの大ファンなのですが、レストランデセールになってもそのおいしさは変わりません。45%、75%、100%と、パーセンテージの異なる3種のカカオが使われていて、濃厚な味。一緒に添えられたヘーゼルナッツのアイスクリームともよく合います。

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夜はまだまだ続きます。Bar K6などを展開する京都を代表するバトラー、西田稔さんがプロデュースしたバー、K36へ。ホテル内4階、室内の「メインバー K36 ザ・バー」とオープンエアーの「ルーフトップバー&レストラン K36 ルーフトップ」があります。訪れたのはルーフトップ。ラグジュアリーな雰囲気のなか、京都タワー、街を囲む山々(夏は五山送り火も)を望めます。京都には素敵なバーがたくさんありますが、ルーフトップは意外に少ないのでとっても新鮮。これからの季節、夜景を眺めながらのシャンパーニュやモヒート、店オリジナルのジントニックがおすすめ。

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建築、アート、風景、カルチャー、食……ここはまさに、京都の魅力すべてを楽しめるホテル。いつもなら街歩きが楽しい京都ですが、ザ・ホテル青龍 京都清水は、ついついおこもりしてしまいそうな新名所になりそうです。

ザ・ホテル青龍 京都清水
京都府京都市東山区清水2丁目-204-2
tel: 075-532-1111
スタンダードキング¥69,286~(1室2名、1泊朝食付) ※別途、京都市の宿泊税がかかります
www.princehotels.co.jp/seiryu-kiyomizu

K36(ホテル内4F)
tel: 075-541-3636
営)14時~翌1時L.O. ※ルーフトップバー&レストラン K36 ルーフトップは21時30分L.O.
※別途、10%のサービス料がかかります
K36 ザ・バーでは、18時以降サービス料に加え、ひとりあたり¥1,000(税抜き)のインドアチャージがかかります
https://stillfoods.com/k36

ブノワ 京都(ホテル敷地内)
京都府京都市東山区清水2丁目-204-2
tel: 075-541-0208
営)11時30分~15時L.O.、17時30分~21時30分L.O.
ランチコース¥5,280~、ディナーコース¥6,600~ ※別途7%のサービス料がかかります
www.benoit-kyoto.com

 

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