
幸せを運ぶケータリング。
こんにちは、編集YUKIです。
ステイホームの日々の先が少しずつ見えはじめてきた頃ですが、体調はいかがでしょうか。
きっと誰にとっても、“食べること”をいままでに増して意識するきっかけになっているステイホーム生活。自炊が増えたり、行きつけの飲食店のテイクアウトを買って応援したり、遠方の生産者さんやお店の食材・料理を取り寄せたり……
いろんな方法がある中、わたしの場合は主に自炊、食材購入は以前から利用していた八百屋さんとオンラインショップからの配送、近所の無人野菜直売所という、ほぼ対面なし。買い貯めすぎず必要な量だけ、そして可能な範囲で給食・飲食店休業で困っている生産者さんの商品を買うことを選んでいました。
そんな生活を1カ月半くらい続けた頃、ケータリングをお願いしました。
以前ブログの「蔵前散策」で紹介した「SHUNNO KITCHEN」さんが「週イチケータリング」をスタートしたのです。
そして届いたのがこちら、「SHUNNO KITCHEN」主宰の二部桜子さんのお料理8〜9種類とパンの詰め合わせに、自然派ワイン1本のセット! その名も「WINE & FOOD for ONE - 1人飲みSET -」(¥7,700)。もうネーミングからして魅力的です。
連載「うつわディクショナリー」でいまステイホームバージョンとして「うつわディクショナリー食堂」が開店中ですが、美しい料理をうつわに盛り付けなければ!と触発され、はやる気持ちを抑えて片瀬和宏さんの大皿を中心に盛り付けてみました。
この日のメニューはオーガニック野菜&パプリカディップ、平飼い有精卵を使ったニース風サラダ、メカジキのソテー、バターでローストしたユリ根、甘エビとタケノコのフリッター、ハーブポテト、ヒラマサとパパイヤと甘エビの卵の「Aguachile」というメキシコ風マリネのような料理、ホタルイカとタケノコとフキのアヒージョ、ブッラータチーズとビワとパッションフルーツ。パンかライスをセレクトできて、今回は蔵前「ビーバーブレッド」のサワーブレッドに。
ワインはアルザスのドメーヌ・フロリアン・ベック・ハートウェグのダンバッハ・ラ・ヴィル・リースリング。そしてボトル横に飾ったたお花はナニワイバラという種類で、料理たちと一緒にやってきました。
プロの方が作った料理は何ておいしいんだろう……と、感涙しそうになりながら夢中でいただきました。食べきれなかったら明日の朝ご飯にしよう、と思ったのもつかの間、ものすごい早さで完食しました。
アヒージョに旬の和食材が使われていることに目からウロコが落ち、ユリ根にバターとピンクペッパーが合うことに驚き、ハーブを押し花のようにあしらったジャガイモは目にも楽しく、本当にすべてがおいしかったですが、もうひとつ感動したことは、食べ終えた後に出るゴミの少なさでした。
野菜のディップは紙コップの底に入っていて野菜が浸っている状態なので、そのまますぐ食べられます。フリッターには味が付いていてソースや塩が必要なく、しっかり揚がっているのでエビも丸ごといただけます。ワインと花以外のすべてが紙の箱に収まっているから、畳めばとてもコンパクトに。おいしさはもちろん、そうした細やかな心配りを随所に感じて、感激はひとしお。ステイホーム中、いかにゴミの少ない生活を送るかがテーマのひとつだったので、いろんな意味でうれしい体験でした。
その「SHUNNO KITCHEN」では、オンライン料理教室もスタート。事前に食材と、自身で用意する食材リストが届き、当日は貯めておいた野菜の切れ端を使ってベジブロスも作るそう。出来上がった後には任意参加のオンライン食事会も。前回、蔵前から近い東日本橋の煮干しパスタ専門店「sisi煮干啖」のニボバターが入っていることにも惹かれましたが、残念ながら参加できず。次に機会があったらぜひ、と思っています。
週イチケータリング
http://shunnokitchen.com/individualpacked-food
インスタグラムでもケータリング情報を掲載。
www.instagram.com/shunnokitchen
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