Editor's Blog

食べることを通して体感する、世界難民の日。

毎日が何かの日だったり、誰かにとっての特別な記念日であったりします。
日曜日は父の日ですね。
そして本日6月20日は「世界難民の日」。
コロナ禍において、いつもにも増して日本で生活する難民の方々が置かれた厳しい状況について、耳にすることが多くなってきています。
また、いつもにも増して世界の人々の状況と自分自身が繋がっている、と意識することも多いですね。

わたし編集YUKIは、直近に意識した機会といえば、以前このブログでも紹介したUNHCRによるプロジェクト「MADE51(メイド フィフティーワン)」の美しいクリエイションに触れたこと。それに、自宅の読まなくなった本を難民支援協会+Value Booksを通して寄付したことでした。

そして、食べること。

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『海を渡った故郷の味』認定NPO法人 難民支援協会編著 トゥーヴァージンズ刊

難民支援協会編著『海を渡った故郷の味』に掲載された料理の数々がどれも本当においしそうで、そして想像力をかきたててくれるのです。

おうちご飯企画で、料理研究家の平野由希子さんの朝食にキュウリが1本どーん、と存在感を放っていたことに激しく共感を覚えたのですが、わたしもキュウリが大好きです。いまもテレワークが多いため冷房による冷え対策をしなくてよいからか、例年以上に日々生でおいしくいただいています。『海を渡った故郷の味』からもキュウリのレシピを重宝していて、「ネパール流ピリ辛漬物」と「キュウリとヨーグルトのサラダ」は暑い日にぴったり。

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ターメリックや唐辛子を利かせた「ネパール流ピリ辛漬物」と、クルドの冷製スープのような一品「キュウリとヨーグルトのサラダ」。

「ネパール流ピリ辛漬物」は、たくさんのすりゴマを使うことでどこかゴマ和えのような懐かしさがあります。作ってから数日置くとさらに味がなじんできます。「キュウリとヨーグルトのサラダ」は、レシピでは周りに飾るのはミズナですが、ほかの葉野菜でもOKとのことでルッコラで代用。本来は乾燥パセリを散らしますが、それもないので省略……と、かなり雑な再現で恐縮ですが、キュウリと葉野菜を飾る時は絵を描くようなワクワク感があります。何よりどちらもおいしく、そして身体に染みわたるように優しくて、毎日食べたくなる味。

そして今日は、日本に暮らす難民の方々の現状を、食をテーマに伝えるオンラインイベント「D4P×JAR 世界難民の日 食を通して伝える難民の声」が開催されます。今週末、ステイホームで過ごす方はぜひチェックしてみてください!

本題から外れますが、まさかの「キュウリ」と「本」を繋ぐものを家で発見しました。編集YUKIのキュウリへの愛着は、この絵本が原因のひとつかもしれないとはっとしました。本の影響力ってとても大きいですね。

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『きゅうりさんあぶないよ』スズキコージ著 福音館書店刊
異国情緒にあふれた作風と、ぶっ飛んだ発想に心揺さぶられる、スズキさんの絵本のなかでもお気に入りの一冊です。きゅうりさんの手足と髪が蔓と葉でできているところもキュート。

「D4P×JAR 世界難民の日 食を通して伝える難民の声」
配信日時:6月20日(土)14時30分~16時30分
申し込み方法:下記サイトより。
https://d4p-jar-202006.peatix.com/view
料金:一般¥1,000、学生無料
www.refugee.or.jp/event/2020/06/20-0000.shtml

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