
朝陽とケーキと
早朝に作るケーキ。陽の光とともに、少しずつ白く浮かび上がってきます。
光の当たるところは眩しいくらいに輝きますが、光の当たらないところの影による陰影もまた美しい時間です。影が重なれば重なるほど、深みや奥ゆきが表れるのはなんとも言い表せないものです。
「黒」という色がありますが、いわゆる『「真っ黒」(黒体)という色は自然界にはない』というお話を、物理学の教授から聞いたことがあります。ブラックホールですら、「黒体」ではないそうです。
そう考えると、「黒」と私たちが呼ぶ色には、何種類もの黒っぽい色があるのだと思います。影が重なるごとに表れてくる「黒」が、白っぽい灰色から灰色、黒っぽい色、青みがかった黒、ワントーン落ちた黒...とさまざまに見えてきます。
つるんとした表情のナッペもいいけれど、パレットナイフを使ってストロークを残していく表情も味わい深いですよね。
こちらは、1歳になったお子さんが初めて食べるスマッシュケーキ。ヨーグルトとソイクリームがベースになっています。
素敵な記念日になりますように!
ボナペティ!
ARCHIVE
MONTHLY
BRAND SPECIAL
Ranking