パリ風!? ママスタイル

朝陽とケーキと

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早朝に作るケーキ。陽の光とともに、少しずつ白く浮かび上がってきます。

光の当たるところは眩しいくらいに輝きますが、光の当たらないところの影による陰影もまた美しい時間です。影が重なれば重なるほど、深みや奥ゆきが表れるのはなんとも言い表せないものです。

「黒」という色がありますが、いわゆる『「真っ黒」(黒体)という色は自然界にはない』というお話を、物理学の教授から聞いたことがあります。ブラックホールですら、「黒体」ではないそうです。

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そう考えると、「黒」と私たちが呼ぶ色には、何種類もの黒っぽい色があるのだと思います。影が重なるごとに表れてくる「黒」が、白っぽい灰色から灰色、黒っぽい色、青みがかった黒、ワントーン落ちた黒...とさまざまに見えてきます。

つるんとした表情のナッペもいいけれど、パレットナイフを使ってストロークを残していく表情も味わい深いですよね。

こちらは、1歳になったお子さんが初めて食べるスマッシュケーキ。ヨーグルトとソイクリームがベースになっています。
素敵な記念日になりますように!

ボナペティ!

太田さちか

パリ サンジェルマン・デ・プレで過ごし、エコール・ド・リッツ・エスコフィエ、京都造形芸術大学大学院などで製菓、藝術を学ぶ。こどもとおかしのアートプロデューサー・芸術教育士として、1,000を超える家族会員を迎えてこどもとママンのためのNATURAL FOODIEアトリエ「My little days」を主宰。ケーキデザイナー、コラムニストとしても活躍中。こどもたちの興味や不思議、好き!といった感受性に寄り添いながら、普遍的なNATUREを大切にする独自の世界観あふれるレシピ、ワークショップが好評を呼び、企業サイトや多数メディアで活躍。

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