おいしい料理求めて、まりモグがゆく。

香港から上陸! 噂の「世界で一番安いミシュラン」へ。

ミッドタウンの開業で盛り上がる日比谷界隈。この中にも気になる店がたんまりとあるのですが、香港ラヴァーとして放ってはおけない店がお向かいに誕生しました。

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4月8日にオープンする、添好運(ティム・ホー・ワン)です。同じく香港ラヴァーの編集KIMとひと足早く、おじゃましました。香港を訪れたことのある方はご存知かと思いますが、何を隠そうこちら、世界で一番安いミシュラン店なのです。
香港で最初にミシュラン3ツ星を獲得したフォーシーズンズホテル香港内の広東料理店、龍景軒出身のシェフが始めた店とあって、味は一流。なのに値段が安いため、香港の本店は連日大行列。まりモグ自身も、本店誕生後「これは」と思い、行列に並んだものです。

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さっそく席に着くと、メニューと注文シートが。こういうの久々で楽しい!
KIM所望の「温レタス」「エビとニラの蒸し餃子」「7種野菜の蒸し餃子」に加え、まりモグの愛する「エビと黄ニラの腸粉(チョンファン)」「ポークとエビの焼売」などをオーダー。

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活気のあるオープンキッチンから、続々と料理が運ばれてきます。早いです!ほどよくシャキシャキ触感を残したレタスを箸休めにしつつ、タレの甘味と唐辛子の苦味が合う「白身魚とポークの甘長唐辛子焼き」、泣く子も黙る添好運名物「ベイクドチャーシューパオ」をいただきます。
KIMの「王家衛(ウォン・カーウァイ)作品、お気に入りトップ4」を訊きながら、プルプルの蒸し餃子を食べていると……たちまち、脳内トリップ! 「ベイクドチャーシューパオ」をはじめ、香港本店と同じ味が並び、うれしい限り。甘くてサクサクの包(パオ)から、これまた甘くてジューシーなチャーシューがゴロゴロと出てきます。
最後に素朴な甘さに癒やされる「マーライコウ」で香港旅に終止符を打ちました。

オーダー&会計はシンプルだし、提供も早く、味も香港同様。通しで営業しているので、ランチを食べ損ねた時にもいいかもしれません。いろいろ食べたくなること必至なので、4人くらいで来ることをおすすめします!
これまで香港熱が上がると、うっかりエアーをポチっとしていたまりモグですが、今後は添好運でいったん気分を抑えることにします。

今日の明瞭会計
→1品あたり¥410~734とリーズナブル! 今回はアルコールを取らず、お茶だけにしたので、席料(お茶代含む)10%を入れて約¥5,800。1人¥2900ほどでした。

添好運@日比谷
東京都千代田区有楽町1-2-2 日比谷シャンテ 別館1F
tel:03-6550-8818
営)11時~22時L.O.
無休 ※施設に準ずる
http://timhowan.jp

 

まりモグ

幼少期から北京を拠点にアジア、欧米、太平洋の島々などを旅し、モンゴルの羊鍋からフランスのエスカルゴまで、さまざまな現地の料理を食べ歩く。特に香港は、多い時で年4回のペースで通うほどの“香港迷”。食べ過ぎ飲みすぎがたたり、28歳で逆流性胃腸炎を発症。ワイン好きが高じて、2021年にJ.S.A.認定ワインエキスパートを取得。

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