おいしい料理求めて、まりモグがゆく。

日本のサン・セバスチャン!? 富山で「リンク 8888」を巡る旅。

こんにちは、編集まりモグです。 
最新号「Things to DO! 2020世界はしてみたいコトであふれてる。」特集で紹介した、日本酒「リンク 8888」が生まれるまで、を追いかけて富山にいってきました。

「リンク 8888」という商品は、いろいろな意味で特別な日本酒。個人的にも大好き!な富山の「満寿泉」とスコットランドの「シーバスリーガル」がコラボしたブランドなのです。

200213-P1690772.jpgP1630629.JPG「リンク 8888」¥6,050。異なる酵母を使った数種類の満寿泉を、シーバスリーガルの原酒の熟成に12年以上使用したアメリカンオーク樽で熟成し、ブレンドして完成。

今回、「満寿泉」の蔵元・桝田酒造店の桝田隆一郎社長のアテンドで、富山を旅してきました。訪れたのは、富山市の岩瀬地区。小さな港町なのですが、江戸時代から明治初期にかけて北前船の寄港地として反映してきた歴史があります。そんな歴史感じる町並みがとっても素敵。もちろん新鮮な魚介類も豊富にあります。

200213-MASUDASHUZOUTEN.jpg岩瀬地区に立つ桝田酒造店。

200213-P1670866.jpg桝田社長に案内してもらい、お蔵へ。じっくり日本酒造りのプロセスを教えてもらいました。

お蔵訪問の後は、岩瀬グルメツアーへ。隠れ家的な空間がそそるフレンチレストラン、カーヴ・ユノキでアペロ。獲れたてのイカに塩をふったアミューズが、おいしすぎます。もちろん富山産。歯触りがあって甘くて、みずみずしくて……。もう1軒目からノックアウトです。こちらで2品ほどいただき、食べる準備が整ったところで移動します。

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2軒目は、ピアット スズキ チンクエ。その名のとおり、麻布十番のピアット スズキで修業されたご主人が開いた店。こちらでは、テラスで大胆に焼かれた仔羊と仔山羊、新鮮な富山野菜とパスタをいただきました。

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腹五分くらいになったところで、お寿司をつまみに! 今年オープンしたてのGEJOへ。珍しい店名ですが、ご主人の苗字だそう。ここでは、富山らしい白身魚3種の握りと、ワイン樽で熟成した純米大吟醸とのペアリングにトライ。ほんのり甘味があり、酢飯ともぴったりマッチしていました。

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そしていよいよ「リンク 8888」とご対面です! 購入もできる日本酒バー・沙石で、ワイングラスに注がれた「リンク 8888」をゴクリ。バニラやキャラメルのような甘い香りは、オーク樽を使ってこそ。柔らかく、まろやかな味わいだけど、飲んだあとは日本酒の余韻がふんわりと続きます。
「満寿泉 純米大吟醸 寿 Platina」の酒粕を使った虎屋の羊羹「満寿の露」とも合わせてみました。甘酒っぽいニュアンスを感じる羊羹と「リンク 8888」は相性抜群。食事の後の1杯にも最適な日本酒だと思います。

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グルメツアーもいよいよ終盤。締めの麺&魚をいただきにやってきたのが御料理 ふじ居。立派なお庭を臨むカウンターで、ブリの部位別食べ比べと熊の脂が美味な麺をいただきます。もちろんお供は「リンク 8888」。

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最後は秘密のウイスキーラウンジへ移動し、「シーバスリーガル 18年 ミズナラ カスクフィニッシュ」を。本当にきれいな味わいで、アルコール度数は強いのに、身体にすっと溶け込んでいきます。

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富山は何度か訪れたことがありましたが、こんなにグルメな町があるとは知りませんでした。おいしいお酒を片手においしいものを食べ歩くスタイルは、まさにサン・セバスチャン。グルメだけでなく、ガラス工芸家、陶芸家、木彫刻師などさまざまな職人が集まる地区でもあります。「リンク 8888」を楽しんだら、おいしさの秘密を探しに、生まれ故郷のひとつ岩瀬を訪ねてみてはいかがでしょうか。

●「リンク 8888」の問い合わせ先:
ペルノ・リカール・ジャパン
tel:03-5802-2671
www.amazon.co.jp/dp/B07ZNGH14N

●「満寿泉」の問い合わせ先:
桝田酒造店
tel:076-437-9916
www.masuizumi.co.jp

まりモグ

幼少期から北京を拠点にアジア、欧米、太平洋の島々などを旅し、モンゴルの羊鍋からフランスのエスカルゴまで、さまざまな現地の料理を食べ歩く。特に香港は、多い時で年4回のペースで通うほどの“香港迷”。食べ過ぎ飲みすぎがたたり、28歳で逆流性胃腸炎を発症。ワイン好きが高じて、2021年にJ.S.A.認定ワインエキスパートを取得。

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