心と身体を元気にする、薬膳レシピ

胃腸を整え、むくみ解消! 鯛とレタスのアジアンサラダ。

東京に戻ってきました! ボストンと東京の2拠点生活が終わり、これからは東京(もしくは山荘がある長野)からお届けしていきます。引き続きどうぞよろしくお願いします。

東京もようやく梅雨入りしましたね。今回は梅雨時の養生のために、鯛のお刺身とレタスを使ったアジアンテイストなホットサラダをご紹介します。

春に胃腸ケア食材として鯛を使ったマリネサラダをご紹介しましたが、今回は胃腸ケアとむくみに効果的な食材としてチョイスしました。レタスにも同じ働きがあります。

梅雨の時期は湿度が身体に影響してむくみがちになり、湿度に弱い胃腸もダメージを受けます。そこで鯛とレタスの出番なのですが、実はお刺身やレタスは胃腸を冷やします。胃腸は温かい状態を好むので、ダメージを受けやすいこの時期のお刺身の食べ過ぎは要注意。このお料理を食べただけで食べ過ぎというわけではないですが、懸案事項を解決するため、レシピに工夫をしました。ドレッシングには温め食材の青唐辛子やショウガを多めに使い、レタスは火を通して温かく。食感を考えてもこのレシピではレタスはさっと火を通した方がおいしいので、ひと手間かかりますがぜひがんばって湯通ししてください。水切りはしっかりしてほしいのですが、ペーパーで拭くほどではありませんのでそこはご心配なく。

気温が上がってくるとアジアンなものを食べたくなりますよね。そうなるとビールもすすみがちですが、ビールも梅雨時の胃腸にとってはできれば控えてほしいもの。夏バテしないからだ作りのためにもほどほどの量で抑えておいてくださいね。

鯛のマリネとさっと煮レタスの
アジアンホットサラダ

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【材料】2人分

鯛(刺身用) 80g
レタス 大3枚
塩、酒、ゴマ油 各少々

A
青唐辛子 小口切り1本分(~2本分 お好みで)
おろしショウガ 小さじ1
ナンプラー 大さじ1
米酢 大さじ1
オイスターソース 大さじ1/2

【作り方】

  1. 鯛は食べやすい大きさにそぎ切りする。レタスは一口大に手でちぎり、冷水につけてパリッとさせる。鍋に湯を沸かす。
  2.  ボウルにAを入れて混ぜ合わせ、鯛を加えてマリネする。
  3. 沸かした湯に塩、酒、ゴマ油を加え、レタスを入れてさっと箸で混ぜ、すぐにざるにあげる。よく水分を切ってうつわに盛り、2.をマリネ液ごとのせる。

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ちづかみゆき

料理家・国際中医薬膳師。身体を壊したことがきっかけで薬膳を学び資格を取得。上海、ボストンで活動後、東京に拠点を移す。旬食材の効能を活かした心と身体に寄り添うレシピを提案。料理教室meixue(メイシュエ)主宰。雑誌、企業へのレシピ提供、コラム執筆などを行う。近著に「暮らしの図鑑 薬膳」「巣ごもりごはん便利帳」など。
http://meixue.jp
Instagram: @miyukichizuka

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