蒸し暑い日に氷を浮かべて使う、丸田宗一廊さんのコップ。
これは丸田宗一廊さんのコップ。湯のみだけれど「コップ展」に出ていたのでコップと呼んでいる。友人がこれで冷水をふるまってくれた景色がとてもよく、真似して同じものを購入した。蒸し暑い真夏にこの青磁に水を張り氷を浮かべると、水が文字通り水色に見えるような気がした。はじめて経験する清涼感だった。ギャラリーの店主が「湯のみ」から「コップ」に呼び名を変えて紹介してくれたおかげで、用途の固定観念がほぐれ、使い方がひろがったうつわのいい例だ。細長い筒型なので、香りが真上に立ち上がるという意味では、すこし主張のあるお茶にも適している。たとえば、ふくぎ茶(くろもじのお茶)とかね。
[ある日のうつわ]
光の加減で水が薄水色に見える瞬間があると、生活の合間にご褒美をもらった気分になる。
濃いめにいれたふくぎ茶と。同じく磁器の片口(田淵太郎)や小皿(松本郁美)に合わせるのが好き。
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作り手:丸田宗一廊
購入した年:2021年
購入場所:lapinart
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