
夏だけじゃない、ガラスプレートの愉しみ。
これは黒川登紀子さんのガラスプレート。「さあ今日はワインを飲むぞ、つまみはどうしようかな」と考えるとき、同時に頭に浮かぶうつわだ。なぜなら透明な色ガラスは、テーブルの素材や照明の光にいい意味で影響を受けて、その都度、雰囲気を変えて使えるから。ガラスならではの軽やかさを借りてさわやかに飲みたいときにも、照明を落としてプレート自体をコックリあたたかく見せてゆったりワインをくゆらせたいときにも、一年中、表情豊かなのだ。黒川さんのおかげで、そんな、夏だけじゃないガラスの使い方を覚えたし、同色のグラデーションで食材を合わせるととんでもなくかわいく見えることも知った。プチトマトのカプレーゼが、いまのところ一番かわいい。色ガラスを生活に取り入れて以来、うつわと料理の色合わせがますます楽しくなったと思う。
[ある日のうつわ]
赤のグラデーションで一品、という法則でつまみを決めている。
明るいうちから飲んでる時は、ちょっとオレンジがかって見えたりもする赤、というわけでサーモン♪
クロスを敷くと光の透過が少なくしっとりした色味に。カラフルなおやつが映える。
黒川さんの展覧会では、クリアとマットで雰囲気がガラリと変わる色ガラスのうつわを発見することも。
うつわディクショナリー#30 黒川登紀子さんのガラスのパレット
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作り手:黒川登紀子
購入した年:2017年頃
購入場所:doinel @doinel_shop
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