
ソウルのパノラミックホテル「シグニエル」
予定していたソウル旅をキャンセルしました。
一年に何度か、2,3日お休みがとれると、マイレージ消化も兼ね一人でぷらりとソウルに出かけ、エステのはしごや、愛用している「アモーレパシフィック」他、アンチエイジングに効果ありそうなスキンケアハンティング目的の旅を楽しんでいます。
メスや糸などのクリニック美活にも感心ないわけではありませんが、私の場合、探求心からより高度で新しい技術を求めてはまってしまいそうな懸念も。(笑)
どうにもこうにも対処できないような限界まで、もう少しスキンケアの力を信じ、自然治癒力を鍛えるお手入れしていこうと、優秀コスメ探しに余念のない日々です。
さて、キャンセルし落胆する気持ちの整理も兼ねて、再訪予定だったパノラミックホテルをご紹介します。
江南地区ロッテワールドにある「SIGNIEL」
ロッテグループの最高級7つ星ホテルと称される最新ホテルで、特筆すべきは、敬愛するヤニック・アレノシェフ(パリのルドワイヤン☆☆☆)が、ダイニングディレクションを担当しているのです!
フランスのクライアント企業も、こちらのホテルに関わっているため、実はオープン前から色々と話を聞いていたこともあり、勝手ながら親近感を持ち、以来、何度か滞在しています。
今回は、昨年秋に訪問した際の記事です。
あくまでも主観、且つ、視点もかなり偏っていますが、平穏が戻り、笑顔で問題なく旅行が出来るようになった際の参考にでも、ご笑覧頂けると嬉しいです!!
以前、ソウルのホテルでは、新羅ホテル滞在記事をお書きしました。
https://madamefigaro.jp/blog/yoko-tagaya/post-117.html
正統派の新羅と比べると、こちらはもっとエッジが効いた別のラグジュアリーさが際立つホテルと言えるでしょう。
漢江を臨む韓国最高層ビルのロッテワールドタワー(555メートル)の上層部分である76~101階までがホテル施設。
設計は、KFP(コーン・ペダーン・フォックス)高層建築を多く手掛けるアメリカの設計事務所で、六本木ヒルズやコレド日本橋等も施工した会社と言えば、イメージしやすいのではないでしょうか。
その為か、抜け空間の見せ方が、さすが!と唸らずにはいられない場所がとても多いのです。
上の画像は縦長に加工しているのではありません!首を270度くらい?見上げるほど迫力あるビルのエントランスに比例するかのように、高身長イケメンのドアマンが。
競争社会故、必然的に才色兼備が多くなるのか、容姿重視の採用?、または美容大国だから??
ラグジュアリーでハイエンドな場所には、容姿端麗しかも毛穴レス美肌!の方がとても多いように思います。
そして、英語も堪能で、限りなくネイティブに近いアクセント。今回も、進化系ソウルに感心することから旅はスタート。
ホテル内至る場所から、窓の外の漢江を眺めることが出来ます。
カラーリングも洗練されたロビーから、客室に向かうまでセキュリティは厳重で、エレベーターはもちろん客室フロアーの仕切りなど、何度かルームキーをタッチしないと進行できないしくみ。
客室に入ると、横一面に広がる大きな窓。
シグニエルは、韓国で日没と日の出を同じ場所で鑑賞できる唯一無二のホテルだそうで、ここでも、漢江から広がるソウルの街を一望することが。
風水に理想的なソウルは、14世紀、その地理的観点から遷都を決定したと言われ、街全体がパワースポット。
現地の友人と住環境について話す時、「漢江が見える」ということがステータスキーワードとしてよく登場します。パリのエッフェル塔やセーヌ河同様、ソウル住民にとってこの大河は、景観を左右する特別な存在なのでしょうね。
ベースとなった風水「背山臨水」そのものを実践するかのような場所で、よい気を存分に浴びようと寛いていたら、ノックの音。
「ヤニック・アレノプロデュースのお茶をどうぞ」と、ウエカムトレイが運ばれてきました。
ローズの芳香が勝ったコリアンティーは、やはりアレノの感性。フランス人が好みそうなブレンドです。
小物類も厳選されています。
20代、今より旅がずっと身近だった頃、ホテルに泊まる度に、テキスタイル、テーブルウエア、机の中のステーショナリーに至るまでのあらゆる調度品に関心を持ち、なぜだか細かく観察せずにはいられなかったことが、振り返ると、現在の仕事の原点だったように思います。
おかげで、一流ブランドのトークイベント仕事の際には、そのブランドとの出会いなど、何かしらのエピソードが豊富にあるため、話題には事欠きません!
インテリアのベースカラーとコーディネートされたレザー扉のミニバーには、食器も手を抜かず「ベルナルド」
客室内の食器には、レストランほどの予算をかけないホテルが多い中、さすがはアレノ!
規模は大きくないにしても、客室数は200以上。テーブルウエアやテキスタイルにコストを費やすホテルは、やはり上質感が格別です。
さて、一段落し、スパに向かいます。
それほど大きくないジャグジー&プールは、あまり利用する方がいらっしゃらないようで、どの時間帯に行っても行っても人がまばらで、いたとしてもすぐに帰ってしまうため、のんびり過ごせます。
エビアンスパ
フェイシャルエステ後、ゲストラウンジで、ハーブティを頂きました。
ぼんやりとした頭のままですが、視界に入ってくるのはベルナルド「オルガンサ」
テキスタイルの横糸をイメージしたデザインで、私もオリエンタルなコーディネートによく使っています。
最近、日本はホテルのオープンラッシュ。
ドライに言わせて頂くと、それなりにコストをかけ確かに素敵なのですが、既視感のある空間が少なくないように思います。
「あー、これね」「この雰囲気は。。。」
海外のホテルどこかで見たことのある仕様やインテリアが多用され、個性が希薄なような。。
「ここにしかないもの」が溢れているシグニエルは、シニカルな私を様々に魅了するのでした。
長くなりましたので、続きは次回へ。
ラウンジでの「シャンパーニュタイム」や朝食などについてお書きいたします。ご期待くださいませ!
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