デコラトリスによる洗練探しの旅

季節変わりに、ホテルスパで癒し。The Okura Tokyo「Spa ANNAYAKE 」へ。 

少しずつ秋の風を感じるようになりましたが、暑さとコロナによる疲労感は蓄積するばかり。

コロナさえなければ、この夏は、アドリア海の某ビーチリゾートからイスタンブールに飛び、本式ハマム三昧で、エキゾティックなモザイク空間で夏の疲れをリセット。

スルタンに寵愛されるほど、(笑) ラグジュアリー美活に励む予定でした。

さらに、もはやシーズナルイベント化している、韓国の全身高麗人参スパでの半日お籠りプランも、来月の連休に予定していましたが、当然のごとく流れてしまいました。

このまま秋を迎えるには、あまりにも消化不良。どこかエクスクルーシヴスパで、疲弊した心身を癒したいと、内覧会の時に気になっていた「The Okura Tokyo」の「Spa ANNAYAKE」へ。

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ホテルについては、以前、「ヌーヴェル・エポックでのプティ・デジュネ」で少しお書きしています。

https://madamefigaro.jp/blog/yoko-tagaya/the-okura-tokyo.html

さて、スパのある、オークラ プレステージタワーへ。

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蘭をモチーフにした四弁花文様の壁面装飾や、麻の葉文様の組子など、日本古来の美を現代に調和させた、ホテルを象徴するロビー。

上質で洗練された空間に身をおくと、心がたおやかになり、暑さまでも和らぐかのよう。

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ロビーから、エレベーターで27階へ。

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ところで、「アナヤケ」は、知る人ぞなフレンチコスメ。

あまりご存知ない方もいらっしゃるかと思いますが、こちらは、昨年のホテルリニューアルに際し、フランスから日本に初上陸した、ラグジュアリースキンケアブランドで、そのテーマは、East meets West

万物は「木、火、土、金、水」から成るという、東洋の自然哲学「五行説」を解釈、プロダクツには、植物性の和漢エッセンスが贅沢に配合されています。

古来から伝わるオリエンタルビューティの素、「椿、柚子、竹」などの美活アイテムが、フランスの感性や美意識で長年研究され、日本に逆輸入、それらに、日本ならではの繊細なトリートメントメソッドをプラスし昇華させたのが、こちらのSpa ANNAYAKE 。

所謂「日仏・美の融合、マリアージュエステ」が、唯一、ここで体験できるというのです。

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トリートメントに予約すると、フィットネスの温浴施設も使うことが出来るため、早めに行き、炭酸水とスチームサウナへ。

デトックスとトリートメントの浸透を促すよう、毛穴を開かせ、ひたすら保湿です!

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※施設内は撮影NGですが、許可を頂き、一部公式画像を使用しています。

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自然光がたっぷり入るリラクゼーションルームで、都会のヴューを眺めながらひと息。

今回、私は、フランスのアナヤケ本社が、スパ開業にあたり特別に開発したという「ウオーターメロン」のオイルを使ったボディリラクゼーション「Tsuchi」の60分コースを受けました。

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お勧めによると、むくみ体質の私には、水分排出効果の高いスイカがよいのだそう。

意外にも、快活な夏の果物は、フランス人のフィルターを通すと、マグノリアのお花のような、凛としたエレガンスを感じる香りに変貌しています。

ずっとこの甘い香りに包まれながら受けた至福の施術は、期待以上の素晴らしさで感動的。

穏やかで物腰の柔らかなセラピストの方が、絶妙な力加減で、ヘッドから足の先まで、リンパに沿って丁寧にマッサージしてくれます。

エステ(に通う方ですが!)歴は、20代前半からスタートした私は、フェイシャルは最初のクレンジングで、ボディの場合は肩や首のわずかな触り方ひとつで、セラピストの方の熟練度とまではいかなくても、効果の出る施術であるかどうかは容易に判別できます。(全く自慢にもなりませんが。。)

この日は、60分がその倍以上に思えるほどの充実感で、リラックスしただけではなく、すっかりむくみが取れ、体が軽い。

顔には一切タッチしていないというのに、終了後に鏡を見たら、肌トーンがアップしすっきりと小顔!スカートも靴も緩くなっています。

もっと早くに来ておくべきでした!

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コロナでなければ、マスクをせず、誰かに自慢したいほどの満足感と嬉しさに包まれながら、ホテルを後にするのでした。

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モザイクハマムは、当面の間、遠のきそうですが、都会の真ん中にある天空の癒し空間で、リゾート気分を味わいながら、心身共にリチャージ。

ストレスと一緒に、夏の間にため込んでしまった余分な毒素や水分にも、キレイさっぱりさよならし、自律神経バランスを整えて、快適に秋を迎えることができそうです!

日仏に伝わる美と癒しのノウハウをマリアージュさせたSpa ANNAYAKEは、日本一ハイエンドなホテルスパと言えるかもしれません。

皆様の元にも、素敵な秋が訪れますように。

 

☆Spa ANNAYAKE 

https://theokuratokyo.jp/experience/fitness_spa/

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多賀谷洋子

食空間デコレーター。雑誌編集、外資系客室乗務員を経て、テーブルコーディネーターに。ブライダルやパーティ、商業施設から個人宅まで幅広くインテリアデコレーション手がける。雑誌やレシピ本のスタイリングでも活躍。パリスタイル主宰、フランスチーズ鑑評騎士の会 チーズシュヴァリエの顔も持つ。著書「美しくなるチーズレシピ:“チーズは太らない!”ダイエットも、アンチエイジングもチーズにおまかせ!」が話題。

http://paristyle.jp/

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