カーラ・デルヴィーニュ、大物プロデューサーのセクハラを告発。

Culture 2017.10.14

カーラ・デルヴィーニュが、渦中の大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインから、別の女性を加えた3人での性行為を求められたと暴露した。

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バイセクシャルを公言しているカーラは、ワインスタインとの電話でセクシュアリティについて質問され、これまでに熱愛の噂があった女性と実際に肉体関係があったかを問われる怖い思いをしたと打ち明けた。同性愛者であれば、ハリウッドでキャリアを築くことはできないとも言われたという。

カーラは後日、ワインスタインと映画監督を交えた3人でミーティングをしたが、監督が去った後にワインスタインとふたりきりになる羽目に。すると彼は不適切で性的な話をし始め、自分の部屋に来るように求めた。カーラは彼のアシスタントに帰りの車の用意ができていないと言われたことで渋々応じたが、部屋にはすでに別の女性がいた。
「彼の部屋に別の女性がいたことに安心して、不安に思うことはないと考え直したの」とカーラはInstagramに綴った。
「すると彼は私たちにキスをするように求め、彼女は彼の指示に従い、私に迫ってきた。とっさに私は立ち上がって、歌が得意なことを知っているかと尋ねたの。そして歌い始めた。ましな状況というか、もっとプロらしく、オーディションのような場にできるんじゃないかと思って.....。とても不安に感じたわ」
「歌い終わると、私は帰らなければならないと繰り返した。彼はドアまで見送ると、前に立って唇にキスしようとした。それを制止して部屋から何とか抜け出した」

カーラはワインスタインが手がけた映画『Tulip Fever(原題)』に出演したことを、いまでは罪悪感を感じているという。
「その映画に出演が決まったけれど、彼はあのことを理由に私を起用したと思う」とカーラは続けた。
「それからは出演したことに対して、気が重くなった。自分にはそれだけの価値がないと感じるようになったの。この話を打ち明けるのをずっとためらっていたわ。彼の家族を傷つけたくなかった。自分が何か悪いことをしたような罪悪感に苛まれるの」
「知り合いの大勢の女性がこんな目に遭ったなんて身の毛がよだつけれど、怖いから誰も口にできなかったのよ」

ワインスタインの数十年にわたる性的嫌がらせや虐待を『The New York Times』紙と『New Yorker』誌が詳しく報じたことを受け、ワインスタインは自身が設立した制作会社「ワインスタイン・カンパニー」から解雇された。
ワインスタインは不適切な振る舞いを認めたものの、自身に対する特定の告発については否定している。

©︎Cover Media/amanaimages

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