うつわ作家の錆枝が、福岡のオルガンで新作を発表。

Culture 2018.11.22

旧約聖書の 『創世記』でおなじみ、アダムとイヴの神話。エデンの園にある果樹のうち、食べてはならないと言われながらも、ふたりの心を揺さぶるほどに魅惑的であったリンゴ。

その魔力に囚われた、うつわ作家の「錆枝(さびえ)」が作る陶器が、11月23日(金)〜12月2日(日)の期間限定で、福岡のセレクトショップ「オルガン」にて展示される。

181121-sabie01.jpg粘土で形を作り、素焼きをする前の黒リンゴ。素焼き後に施釉され、で本焼きをしたら、深みのある黒色に。 

181121-sabie07.jpg新作のピンクのリンゴ。まるで本物のような色味に。

オーナー夫婦が営むオルガンは、ヨーロッパで買い付けたアイテムを中心に取り揃え、目利きも唸るラインナップで地方からのお客が見に来るほど。そんなふたりの審美眼でセレクトされた錆枝のうつわ展は今回で2回目。新作の黒リンゴとピンクのリンゴのほか、うつわやマグカップ、花瓶などを発表する。

181121-sabie02.jpgピンクのリンゴと同じ土を使った花瓶。

なかでもいちばんの目玉は、下地となる土や焼き方の加減で偶然に生まれた、わずかにピンクみを帯びた新色の陶器。ひとつひとつ丁寧に形作られた、手仕事を感じる表情が人気の理由。

初日の23日には、オープニングパーティも開催される。ご近所の「うーぱんベーカリー」特製のリンゴのパンが用意され、まさに”禁断の味”を噛みしめる夜になりそうだ。

『sabieのやる気・展』
期間:2018年11月23日(金)〜12月2日(日)
会場:organ
福岡県福岡市南区大橋1-14-5 4F
tel:092-512-5967
営)13時〜19時
www.organ-online.com

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