レトロな雰囲気と新しさを兼備する、20年代の歌姫。

Culture 2020.05.24

懐かしくて新しい2020年代のポップスター。

『ウェイク・アップ!』/ヘイゼル・イングリッシュ

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Pヴァイン ¥2,420

古きよきものに憧れているけれど、そのいっぽうで新しさも追求したいというのは、ちょっと欲張りだろうか。そんな相反する感性を兼ね備えた音楽を奏でているのが、ヘイゼル・イングリッシュだ。オーストラリアのシドニー出身だが、サンフランシスコに交換留学制度で訪れたことをきっかけに、米国西海岸を拠点に活動するように。2016年にデビューすると同時に、レトロな雰囲気を持つポップソングが音楽ファンに高く評価され、インディシーンの新星として注目を集め続けている。また、キュートなルックスも魅力だ。

この初のフルアルバムでも、ドリーミーでサイケデリックな味わいは健在。霧の中を漂うような美しい歌声と意外にタイトなバンドサウンドのバランスもよく、強ささえ感じられる。時空を超越した極上のポップスが、この20年代を華やかに彩ってくれそう。

*「フィガロジャポン」2020年6月号より抜粋

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甘美さと不快さを併せ持つサウンドに惹き込まれる。

réalisation : HITOSHI KURIMOTO

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