すべてのジェンダーの人に読んでほしい、ヴァギナについての本。

Culture 2022.01.13

書物からもらったメッセージで生き方や価値観が変わることもある。クリエイター32人が、いま読み直したい本、薦めたい本とは?


藤野可織

作家

誰もがもっと知るべき、
ヴァギナについての本。

『これからのヴァギナの話をしよう』

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リン・エンライト著 小澤身和子訳 河出書房新社刊 ¥2,420

「子どもの頃、アダルトビデオを見ていた男の子たちは私よりもよほどヴァギナに詳しかった。それは自分の身体の一部なのに、いつか私とセックスする男の子のためにあるかのようだった。これからは、そのような誤認を決して横行させてはならない。この本には、ヴァギナについて医学的、社会的な側面から知っておくべきことが書かれている。さらに、ヴァギナを持たない女性、ヴァギナを持つ男性にも触れられている。『私たちはみんな性器やジェンダー以上の存在で、自分の性器やジェンダーに定義されない人生を送る権利がある』と宣言するこの本を、すべてのジェンダーの人に読んでほしい」

Kaori Fujino/2013年、『爪と目』( 新潮社刊)で芥川賞受賞。近著に、『ピエタとトランジ<完全版>』(講談社刊)、『来世の記憶』(KADOKAWA刊)など。

*「フィガロジャポン」2021年11月号より抜粋

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