クリステン・スチュワートが交わした「法に触れる」ほど熱いキス。
Culture 2022.01.21
監督のキャサリン・ハードウィックが、2007年に2人の俳優がオーディション中に交わしたキスが「法に触れる」のではないかと自問した、と1月19日に配信されたポッドキャスト「ザ・ビッグ・ヒッツ・ショー」で明かした。
『トワイライトサーガ/ブレイキング・ドーンPart1』のプレミアに出席したロバート・パティンソンとクリステン・スチュワート。(ロンドン、2011年11月16日) photo: Getty Images
2009年5月、クリステン・スチュワートとロバート・パティンソンは、MTVムービー・アワードでベストキス賞を受賞した。『トワイライト 〜初恋〜』の監督を務めたキャサリン・ハードウィックは、1月19日に配信されたポッドキャスト「ザ・ビッグ・ヒッツ・ショー」の中で、この2人の“化学反応”の始まりを振り返った。
2007年、エドワード・カレンとベラ・スワンを演じる俳優を見つけるため、監督は自宅でオーディションを行った。そして、当時17歳のクリステン・スチュワートと、21歳のロバート・パティンソンを迎え入れた。「ロブとクリステンは、このベッドの上でオーディションに臨んだの」と、自宅紹介の中で話している。さらに「キスのシーンでは、ロブが夢中になりすぎてベッドから落ちてしまった」と付け加えた。
キャサリン・ハードウィックが小型カメラで撮影したこのシークエンスは、彼女が心配になる程強烈なものだった。
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「ロブを選ばなきゃだめよ」
ハードウィック監督は、クリステン・スチュワートが当時まだ未成年であったことから、この熱いキスが「法に触れる」可能性があるのではないか、と自問したという。「2人の間に素晴らしい化学反応が起こっているのがわかって、“ああ、なんてこと“と思った」と振り返る。「クリステンの年齢が17歳だったことを考えていた。法に触れるようなことになってほしくない、と思ったわ」
ゆえに、監督はロバート・パティンソンにこう警告したという。「ロブに『ところで、クリステンは17歳なんだよ』と言ったのを覚えているわ。私たちの国では、大人が未成年者と性的な関係を持つことは違法だから……」。これに対し、ロブは「わかりました。あなたのご希望通りに……」と答えたという。
しかし、そんな心配をよそに、クリステン・スチュワートはオーディションの最後に、「ロブを選ばなきゃだめよ」とチームに伝えたという。2人はその後、2009~13年まで、私生活でもロマンスを続けた。
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ヘンリー・カヴィルの追放
ロバート・パティンソンは、シリーズ5作でエドワード・カレンを演じている。しかし、映画の原作者のステファニー・メイヤーが最初に選んだのは、彼ではなかった。当時、彼女はヘンリー・カヴィル(『マン・オブ・スティール』)にこの役を演じてほしいと思っていたという。
しかし、17歳の高校生を演じるには、当時24歳だったヘンリーは年を取りすぎていた。これは作家にとって大きな不幸であった。
text: Chloé Friedmann (madame.lefigaro.fr)