レイプ疑惑で窮地に立つアンドルー王子、母エリザベス女王と密かに面会していた。

性的虐待の告発がきっかけで王族の地位がはく奪された息子は先週、毎晩母親のもとを訪れたという。

アンドルー王子とエリザベス2世。2011年10月15日、英国にて。photo: Abaca

ジェフリー・エプスタインの被害者のひとりとされるヴァージニア・ジュフレから性的虐待で訴えられて以来、アンドルー王子はひっそりと暗い日々を送っている。1月には軍や後援団体の称号をはく奪され、いまはウィンザー城から数キロ離れたマナーハウス、ロイヤル・ロッジに閉じこもっている。しかし王子が身を潜めれば潜めるほど人々の口は軽くなり、タブロイド紙には突拍子もない見出しが躍る。以前の使用人たちからは気まぐれな性格、奇妙な人物、残酷な人とまで言われた。

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ヨーク公アンドルー王子は社会からつまはじきにされ、以後ひっそりと暮らさなくてはならない。2022年2月20日の英「ザ・サン」紙によれば、その前の週、王子は毎晩母親のエリザベス女王をこっそりと訪ねていた。いったいどんな会話が交わされたのだろうか？　被害者のヴァージニア・ジュフレへ支払う和解金、1200万ポンド（1440万ユーロ）の話は当然出ただろう。2022年2月15日付の「ザ・サン」紙は、和解金額をエリザベス女王とチャールズ皇太子がアンドルー王子に貸しつけることになったと報じている。「日中はカメラマンがいるので、彼らを避けるには暗くなってからがいいことを王子は知っています」と、ある情報筋は同紙に語った。

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謝罪

95歳の母に会ったアンドルー王子は何よりもまず、謝罪をしたと言われる。「王子は目立たないよう、頭を下げて暮らさなくてはならないことを自覚しています。深く反省しており、数々の迷惑をかけたことを女王に謝りました」と同情報筋は語り、「この問題の深刻さと、自分が王室に与えたダメージにも気付いています」と付け加えた。

昨年4月にフィリップ王配が亡くなり、ハリー王子夫妻とのいざこざがあった。既にダメージを受けていたイギリス王室にとってアンドルー王子が訴えられたことはさらなる打撃となった。女王の在位70年、プラチナジュビリーの祝典を数ヶ月後に控えているのにだ。「王子は女王のサポートにとても感謝しています 」と情報筋は続けた。

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「ザ・サン」紙によると、女王とアンドルー王子がこっそり会うのは今回が初めてではない。昨夏、ふたりはスコットランドのバルモラルでも会っている。家族のことを気にかけるエリザベス女王はアンドルー王子の62歳の誕生日である2月19日にロイヤル・ロッジの王子の元に、花とカードを届けたようだ。