2022年のアカデミー賞、ハリウッドの永遠の定番"キラキラ"なレッド＆ブラック衣装が復権？！

キラキラドレスにドレスシャツ、今回のアカデミー賞授賞式のベストルックはハリウッドの定番スタイルが中心だった。

2022年3月27日、ロサンゼルスで開催されたアカデミー賞授賞式でステージに立つジェシカ・チャステイン。photography: Abaca

2022年3月27日（日）、第94回アカデミー賞授賞式がロサンゼルスで開催され、アメリカ映画界が集結した。権威ある式典はハリウッドで最も華やかなレッドカーペットとしても知られており、毎年、きらびやかな服の競演となる。今年2022年もまた予想を裏切らず、ゲストやノミニー、プレゼンターらが有名ブランドの目にも美しい作品を纏ってドルビー・シアターに登場した。ここ数ヶ月間、スターに人気のカラーはフューシャピンクだったが、今宵は永遠の定番カラー、レッドとブラックが目立った。ダイアナ・ロスの娘、トレイシー・エリス・ロスのデコルテドレスや、ペネロペ・クルスのシャネルのブラックドレスがその好例だろう。斬新さで際立ったセレブももちろんいた。

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絢爛豪華なレッドカーペット

アカデミー賞授賞式は例年、他のセレモニーと比べてややワンパターンな傾向にあるため、退屈に感じられる時もある。しかしながら今年はハプニングもファッションもなかなか見応えがあった。ウィル・スミスが妻に対するジョークに怒って前代未聞の行動に出たほか、セレブの服も気合が入っていた。ルピタ・ニョンゴはスパンコールを散りばめたプラダのドレスにデビアスのジュエリーを合わせ、アカデミー主演女優賞受賞のジェシカ・チャステインはグッチのライラックのグラデーションカラードレス、ゼンデイヤはマーメイドスカートにクロップ丈の白いシャツの組み合わせだった。白いシャツという珍しい選択をした女優は他にもおり、クリステン・スチュワートはシャネルのショートパンツと、ユマ・サーマンはサテンのスカートに合わせていた。一方ティモシー・シャラメは、ルイ・ヴィトンのウィメンズ・コレクションの服をうまく着こなすなど、性別を超えたファッションが見られた。

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