2022年 第75回カンヌ国際映画祭 カンヌを魅了したド派手なフリルドレスをおさらい!
Culture 2022.06.14
まるでホイップクリーム。チュールをふんだんに使ったフリルドレスがカンヌ国際映画祭を華やかに彩った。
映画『Armageddon Time(原題)』のプレミアでのシンディ・ブルーナ。ジャンバティスタ ヴァリのドレスにショーメのジュエリー。(カンヌ、2022年5月19日) photo : Abaca
今年のカンヌ国際映画祭では、チュールをふんだんに使ってボリュームを出した、ド派手なフリルドレスが注目を浴びた。
カンヌ国際映画祭は優れた映画作品のショーケースであるばかりでなく、最新のファッショントレンドが見られる場所でもある。例えばパレ・デ・フェスティバルの大階段を上るスターの間で、ことし大人気だったカラーはグリーンだった。もうひとつの注目株、それは華やかだけど着こなすのが難しい、まるでホイップクリームのようなボリュームたっぷりのフリルドレスだ。
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これに挑戦したのは、5月19日にジャンバティスタ ヴァリのドレスで大階段を上がったモデルのシンディ・ブルーナ、同日に台湾のブランドのニコル+フェリシアを着たインフルエンサーのレオニー・ハンネ、あるいは自国ウクライナの国旗カラーを纏った実業家エルバイラ・ガヴリロヴァなどの面々だ。一歩間違えれば滑稽になりかねない、魅惑のドレスがクロワゼット大通りを華やかに彩った。
ふわふわでボリュームたっぷり
今年の第75回カンヌ国際映画祭ではこうしたフリルドレスを一定数見かけた。ブランドはフリルドレスを得意とするジャンバティスタ ヴァリ、あるいはOff-White(オフ-ホワイト)など。まるで彫刻のようなドレスはレッドカーペットに華を添えるが、笑いを誘うこともある。クーチュリエのデュオ、ヴィクトール&ロルフはよく、フリルドレスをカリカチュア化して笑い飛ばしている。
カンヌに中途半端は似合わない。かくして、車から出ようとドレスでもがく光景を大階段の下で何度か目にすることになった。コロナ禍での湿っぽい開催から一転、華やかさと豪華さがカンヌ国際映画祭に戻ってきたことを実感する瞬間だ。
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2022年カンヌ国際映画祭の豪華なドレス
モデルのシンディ・ブルーナ。ドレスはジャンバティスタ・ヴァリ。(カンヌ、2022年5月18日)photo: Abaca
モデルのマルビカ・シトラニ。ドレスはMillia London。(カンヌ、2022年5月18日)photo: Abaca
インフルエンサーのレオニー・ハンネ。ドレスはニコル+フェリシア。(カンヌ、2022年5月18日)photo: Abaca
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実業家のエルバイラ・ガヴリロヴァ。ドレスはNanojy。(カンヌ、2022年5月24日)photo: Abaca
インフルエンサーのルー・リュア。ドレスはChristophe Guillarmé。(カンヌ、2022年5月24日)photo: Abaca
キンバリー・ガーナー。ドレスはSophie Couture。 (カンヌ、2022年5月21日)photo: Abaca
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モデルのウィニー・ハーロウ。ドレスはOff-white(オフホワイト)。(カンヌ、2022年5月21日)photo: Abaca
モデルのサラ・サンパイオ。セットアップはOff-white(オフホワイト)。(カンヌ、2022年5月25日)photo: Abaca
女優のマリーナ・ルイ・バルボーサ。ドレスはアルマーニ プリヴェ。 (カンヌ、2022年5月23日)photo: Abaca
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モデルのオリビア・カルポ。ドレスはジャンバティスタ ヴァリ。(カンヌ、2022年5月25日)photo: Abaca
text: Mitia Bernetel (madame.lefigaro.fr)