意外と交際相手の色に染まるタイプ!? ジョニー・デップが愛した女性たち。
Culture 2022.06.15
ジョニー・デップがアンバー・ハードを名誉毀損で起訴していた裁判で、現地時間の6月1日にデップが勝訴。その後はTikTokアカウントを開設し、ジェフ・ベックとのジョイントアルバムを7月にリリースすることを発表するなど俳優の場以外でのキャリアでも注目を集める彼の、過去の恋愛ヒストリーをプレイバック。実は付き合う女性によってファッションなどのスタイルも影響を受けやすいジョニデ。しかもどの時代もかっこよくて、キュンとさせられてしまうのだ。
ジョニー・デップとウィノナ・ライダー、『恋する人魚たち』のプレミアで。(1990年)photo: REX/Aflo
1989年から1993年まで交際していたウィノナ・ライダーには、ウィノナの映画の試写会で見かけてひとめぼれ。その後映画『シザーハンズ』で共演を果たし、当時17歳だったウィノナに夢中になり、わずか5ヶ月で婚約。腕に「ウィノナ・フォーエバー」とタトゥーを入れたエピソードは有名だ。
黒髪の美男美女カップルでお似合いだったふたり。この頃のジョニデはクリーンなイメージの東海岸風のジャケットスタイルが多かった印象が。初々しいふたりが可愛い。挙式しようとしたふたりだったけれど、若すぎるウィノナに、彼女の両親が結婚を反対。のちに破局したあと、デップはタトゥーの内容を「ワイン・フォーエバー」に修正している。
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セックスピストルズのコンサート会場にて、ケイト・モスとジョニー・デップ。(ロンドン、1996年)。photo: Shutterstock/Aflo
1994年から1998年には、ケイト・モスと恋仲に。これまたジョニデのひとめぼれによって始まった恋。スタイリッシュで絵になるふたりは、今でも伝説のカップルとして語り継がれている存在。この頃からのおしゃれ偏差値は急上昇。当時流行していたグランジ風ファッションやレザーブルゾンなど、カジュアル上手になったのは、モデルのケイトの影響? ケイトとは交際2年で婚約するも、個性が強いふたりはぶつかりあい、ホテルの部屋を破損するほどの大ゲンカを繰り返し、別れることに。ケイトはその後失恋を引きずり、一時はランウェイに立てなくなったことも。
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『パイレーツ・オブ・カリビアン:デッドマンズ・チェスト』のフランスプレミアイベントにて、ヴァネッサ・パラディとジョニー・デップ。(パリ、2006年)photo: ABACAUSA/aflo
1998年から交際し、事実婚ののちに2012年に別れた、ヴァネッサ・パラディ。このときも、ホテルで見かけたヴァネッサの後ろ姿に惹かれて恋に落ちたというジョニデ。どうやら恋愛はかなりの直感型のようだ。ふたりの間には娘のリリー=ローズと息子のジャックが誕生。
フランス女優のヴァネッサと一緒になってからは、パリジャンのような無造作なロン毛やメガネ姿が増えた気がする。成熟した男性の色気を纏うようになり、2003年には映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』も大ヒット。同年の米『People』誌では「最もセクシーな男性セレブ」に選ばれる。
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『ブラック・スキャンダル』公開時、トロント国際映画祭にてアンバー・ハードとジョニー・デップ。(トロント、2015年)photo:Splash/aflo
2009年に映画『ラム・ダイアリー』の共演がきっかけで、23歳年下のアンバー・ハードと交際をスタート。ヴァネッサとの破局はアンバーとの浮気が原因とも言われている。2015年にふたりは結婚し、翌年には離婚。別れてからも泥沼裁判を繰り返し、ジョニデのイメージは大暴落。『パイレーツ・オブ・カリビアン』も降板させられることになったことは、残念で仕方ない。
アラフィフになってから若い女性に乗り換えたジョニデだけど、アンバーといて太り始め、マフィアのような風貌に。これは今回の裁判で明らかになった、ジョニデに暴言を吐き暴力まで振るっていたアンバーへのストレスによる飲酒が原因だったのかも!? ヴァネッサと居たときの方が年齢相応の品があって素敵だったと思うのは、私の偏見だろうか。
付き合う女性によって男を磨いてきたジョニデ。ここに挙げていない、ほかの結婚や交際相手も存在する。次に付き合う女性はどんな素敵な女性で、ジョニデはどんな風に影響を受けて行くのだろう。50代になっても恋愛の行方が気になる人だ。
text: Moyuru Sakai