「ありがとう、ウィリアム」忠誠を誓った長男にチャールズ国王が送った言葉。

Culture 2023.05.07

国王チャールズ3世の戴冠式で最も感動的だった瞬間は、息子ウィリアム皇太子が父に「忠誠、信仰、真実」を誓った瞬間だろう。

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photography: Yui Mok/Pool via REUTERS (Britain)/AFLO

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エリザベス女王の死から8カ月後、5月6日にウェストミンスター寺院でチャールズ3世の戴冠式がようやく執り行われた。カンタベリー大主教のジャスティン・ウェルビーが、聖エドワードの冠を新しいイングランド王に被せた。その直前、列席者は建物内で「神よ、国王を護りたまえ(God Save The King)」と唱えた。

その後、最前列に座っていたウィリアム皇太子が席を離れ、父に忠誠を誓う。彼は膝をついて君主にこう誓った。「私、ウィリアム、プリンス・オブ・ウェールズは、最も信頼される者として、私の忠誠、私の信仰、私の真実をあなたに誓います。神よ、我を助けたまえ」

忠誠の誓いを終えたウィリアム皇太子は立ち上がり、チャールズ国王の王冠に触れ、頬にキスをした。74歳の君主は感極まった様子で「アーメン」と唱え、「ありがとう、ウィリアム」と息子に言葉をかけた。

カミラ夫人、新英国の「クイーン」に。

その数分後、カミラ王妃も戴冠した。アンドリュー・ロイド=ウェバーが戴冠式のために作曲した讃美歌が歌われる中、夫の目の前で、カミラ夫人は正式に「クイーン」に即位した。その時に夫婦の間で交わされた視線を、誰も見逃さなかった。長い間不可能とされてきた愛の勝利を意味する、歴史的な出来事だった。

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text: Ségolène Forgar (madame.lefigaro.fr)

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