戴冠式後のチャールズ国王たちがバルコニーに登場!
Culture 2023.05.07
5月6日、戴冠式に臨んだチャールズ3世とカミラ王妃。戴冠式後はロイヤルファミリーの主要メンバーとともに、バルコニーから群衆に手を振った。伝統的な光景だが、ある人物の不在が目立った。
バルコニーから観衆に手を振るチャールズ国王とカミラ王妃。(ロンドン、2023年5月6日)photography: Abaca
彼はこの瞬間を迎えるため、74年間待ち続けた。5月6日、ウェストミンスター寺院で国王チャールズ3世が戴冠した。危機がたびたび報じられるなか、この戴冠式はロイヤルファミリーの結束力を示す絶好の機会となった。戴冠式後、バッキンガム宮殿のバルコニーから、国王はカミラ王妃、ロイヤルメンバーとともに群衆に手を振った。
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ルイ王子のおふざけ。
バルコニーには君主と一緒に王室の現役メンバーが登場した。その中には、ウィリアム皇太子、キャサリン皇太子妃、そして彼らの子どものジョージ王子(9歳)、シャーロット王女(8歳)、そしてルイ王子(5歳)の姿があった。
無邪気な姿がたびたびメディアを騒がせるルイ王子。この日もまた、腕を回したり、あくびをしたり、きょうだいと話したりと、おどけた姿を英国民に見せてくれた。ルイ王子は2022年6月のエリザベス女王の在位70年を祝うプラチナジュビリーでも、すでにいくつかの“おふざけ”を披露していた。
そのほか、エディンバラ公のエドワード王子とソフィー妃、そして子どものレディ・ルイーズとジェームズ、アン王女とその夫ティモシー・ローレンスがバルコニーに立った。故エリザベス女王のいとこのアレクサンドラ王女、同じくいとこのケント公爵とグロスター公爵夫妻も一緒だった。さらに国王と王妃のページ・オブ・オナー、カミラ王妃の妹のアナベル・エリオットも姿を見せた。彼らは一度退場した後、再びバルコニーに戻り、観衆に挨拶した。
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サセックス公の不在。
ジェフリー・エプスタイン事件への関与を問われ、ヨーク公の称号を剥奪されたアンドルー王子はもちろんバルコニーには姿を見せなかった。そして、ハリー王子も予想通り、登場しなかった。ウィンザー家と仲違いしているサセックス公の英国での滞在時間はわずか24時間だった。
彼は式典に出席した後、メーガン夫人や同日4歳の誕生日を迎えたアーチー・ハリソン、リリベット・ダイアナ(1歳)と合流するため、そそくさとアメリカに帰っていった。バッキンガム宮殿は4月12日、サセックス公爵夫人が息子と娘とともにカリフォルニアに残ることを発表していた。
チャールズ国王は、「かわいい息子」が式に出席することを「とてもうれしい」と述べた一方で、義理の娘に会えないことは「非常に残念」と語ったとされている。ハリー王子夫妻は、オプラ・ウィンフリーのインタビューやNetflixのドキュメンタリー「ハリー&メーガン」、そしてハリー王子の回顧録などで王室批判を繰り返し、ウィンザー家と対立しているとされている。
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【写真】戴冠式後、バルコニーに登場したチャールズ国王とロイヤルファミリー。
5月6日、バッキンガム宮殿のバルコニーに、ロイヤルファミリーの主要メンバーに囲まれた国王チャールズ3世とカミラ王妃が登場した。(ロンドン、2023年5月6日)
photography: Abaca
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戴冠式を終えたチャールズ国王とカミラ王妃が手を振って挨拶。(ロンドン、2023年5月6日)
photography: Abaca
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国王夫妻のそばには、彼らのページ・オブ・オナーとカミラ王妃の妹、アナベル・エリオットの姿も。(ロンドン、2023年5月6日)
photography: Abaca
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(左から)エドワード王子、息子のジェームズ、娘のレディー・ルイーズ、アン王女の夫のティモシー・ローレンス、エディンバラ公のソフィー妃、シャーロット王女、アン王女、キャサリン皇太子妃、ルイ王子、ウィリアム皇太子がフライパストをバルコニーから見学。(ロンドン、2023年5月6日)
photography: Abaca
text: Chloé Friedmann (madame.lefigaro.fr)