レティシア王妃の不倫報道に揺れるスペイン王室、クリスマスカードの発表にも波紋が。
Culture 2023.12.15
スペイン王室のクリスマスカードが12月12日に公開された。レティシア王妃の不倫報道が過熱するなか、絶妙なタイミングでの公開となった。
悪意の嵐が吹き荒れているスペインで、一筋の光明が射したとでも言おうか。スペインのジャーナリストによる暴露本で不倫を告発されたレティシア王妃は、果敢に立ち向かおうとしている。12月12日、恒例のスペイン王室のクリスマスカードが発表された。混沌とした状況のなかで、ロイヤルファミリーは団結力を示した。腕を組み、笑顔のフェリペ6世とレティシア王妃、娘のソフィア王女16歳とレオノール王女18歳は、理想の家族のように見える。
国王は黒の燕尾服にグレーのストライプズボンとブルーのネクタイで、威厳と優雅さを漂わせている。王妃はブルーのドレスで晴れやかな表情だ。ソフィア王女は花柄の白いドレス。王位継承者のレオノール王女は白いスーツに赤い記章をつけている。カードの裏面には4人の署名と、「メリークリスマス、そして2024年新年おめでとう。心を込めて」のメッセージが載っていた。
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スキャンダル
フェリペ6世の妻、レティシア王妃は、『レティシアと私、王妃が隠している秘密とは?』という暴露本で不倫を告発されている。「デイリーメール」紙が12月6日に報じたところによると同書では、王妃と元義弟で実業家のハイメ・デル・ブルゴの不倫関係が暴露されている。ふたりは、レティシア王妃が2004年にフェリペ6世と結婚する前につきあっていたことがある。しかし同書には、結婚して娘2人、レオノール王女とソフィア王女が生まれた後に関係を持ったと書かれているのだ。
ロイヤルファミリーの結束に亀裂が生じかねない事態が起きたわけだが、この写真は明らかに、何が起きようとも家族の結束が固いことを示そうとしている。これをきっかけに事態の収束へ向かうだろうか。
text: Gaspard Couderc (madame.lefigaro.fr)