キャサリン皇太子妃、公務復帰予定は「白紙の状態」。
Culture 2024.05.27
1月以来公の場から姿を消しているイギリスのキャサリン皇太子妃は、現在がんの治療を受けている。米ニュースサイト「デイリー・ビースト」によると、皇太子妃の姿を再び見られるのはおそらく来年になりそうだ。
ノッティンガムを公式訪問したキャサリン皇太子妃。(2023年10月11日)photography: Getty Images
6月7日、ウィンザー家の友人であり、ジョージ王子の名付け親であり、長い間イギリスで最も魅力的な独身男性だと言われてきたヒュー・グロブナーは、チェスター大聖堂でオリヴィア・ヘンソン(31歳)と結婚する。ウィリアム皇太子も出席する予定だ。しかし、『タイムズ』紙によると、英国の王位継承者であるウィリアム皇太子は、3月からがんの化学療法を受けている妻キャサリン皇太子妃を伴わず、ウェストミンスター公爵ヒュー・グロブナーの結婚式に出席する予定だという。
キャサリン皇太子妃を近々見られることを期待していたが、米ニュースサイト「デイリー・ビースト」がその私たちの希望を打ち砕いた。著名なジャーナリスト、ティナ・ブラウン(「タトラー」、「ニューヨーカー」、「ヴァニティフェア」の元編集長)が設立したアメリカのニュースサイトによると、キャサリン皇太子妃は年末まで公の場に姿を現す予定はないという。「キャサリン皇太子妃の今年のスケジュールは空白です。何も予定されていません。今年いっぱいは公の場に姿を現すことはないでしょう」と、ある王室関係者は5月25日に掲載された記事で打ち明けた。
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医師の許可を待つ
「デイリー・ビースト」によると、「キャサリン皇太子妃は自身のメンタルヘルスを最優先に考えている」とキャサリン皇太子妃の友人は述べたという。この親しい関係者は、「彼女にとって今重要なのは、ストレスや不安を避け、単に自身の健康な回復に専念すること」とも語った。今後数カ月、キャサリン皇太子妃とウィリアム皇太子、そして3人の子どもたちは、メディアや一般人の注目や関心から離れ、家族の時間を過ごす予定だ。ウィリアム皇太子一家は年度末に、サンドリンガムの王室敷地内にあるコテージ、アンマー・ホールに引っ越す予定だと言われている。1月以来、公の場から退いてがん治療を受けているにもかかわらず、キャサリン皇太子妃は英国王室の一員として、特に幼児期に関する活動について積極的に関わっているようだ。しかし、『デイリー・メール』紙によると、ケンジントン宮殿のスポークスマンは、「医師から許可が出たら、公務に復帰する」と慎重な姿勢を示している。
5月初旬の外出中、ウィリアム皇太子は妻と家族の近況を報告した。「私たちは皆元気です、ありがとうございます。大丈夫です」と彼は笑顔で安心させた。現時点では、それ以上のことを知ることは難しい。
text: Ségolène Forgar (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi