デンマークの王位継承権を剥奪されたメンバー、仲良く休暇の写真を投稿。
Culture 2024.09.15
デンマークのヨアキム王子の次男モンペザ伯爵フェリックスは、南フランスのカイス城で兄弟姉妹と共に22歳の誕生日を祝った。
クリスチャン王子の18歳の誕生日にエリザベート王女とともに席に着いたモンペザ伯爵フェリックス(左)(2023年10月15日、デンマーク)。photography: Reuters/Aflo
デンマークのモンペザ伯爵フェリックスは、イギリスのジョージ王子と同じく、7月22日生まれである。デンマークのヨアキム王子の次男は22歳の誕生日を迎え、兄と異母兄弟、異母姉妹と共にデンマーク王室のInstagram投稿でポーズを取った。その中で王宮は、「モンペザ伯爵フェリックスは、本日22歳の誕生日を迎えられました。伯爵は家族と一緒にフランスのカイス城で誕生日を祝っています」と書かれている。写真は、ロット県にあるデンマーク女王マルグレーテ2世所有の王室の邸宅で撮影された。ヨアキム王子は、再婚相手のマリー王女とパリを離れ、ワシントンに移住し、ふたりの子どもたち(モンペザ伯爵ヘンリックとモンペザ女伯爵アテナ)と暮らしているが、今回は家族が再会する機会となった。
この機会のために、モンペザ伯爵ニコライ(24歳)はカーキ色のシャツにベージュのパンツ、黒のモカシンを着用していた。モンペザ伯爵フェリックス(22歳)とヘンリック王子(15歳)は、ふたりとも白いシャツを着ており、一方はベージュのチノパンを、もう一方はジーンズを合わせていた。一方、モンペザ女伯爵アテナ(12歳)は、ネイビーのジーンズに黒のトップス、白のトレーナーという、(ほとんど)普通のティーンエイジャーと変わらない格好だった。
兄のモンペザ伯爵ニコライがInstagramのストーリーでシェアした別の写真では、モンペザ伯爵フェリックスは誕生日の朝食でとびきりの笑顔を見せ、たくさんの小さなデンマークの旗に囲まれていた。
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王子から伯爵へ
2002年7月22日、コペンハーゲンで生まれたモンペザ伯爵フェリックスは、ヨアキム王子とアレクサンドラ・マンリーの次男である。兄弟や姉妹、いとこたちと同様に、彼もモンペザ伯爵の称号を持っている。この称号は、マルグレーテ2世の亡くなったフランス人の夫ヘンリク王配(本名アンリ・マリ・ジャン・アンドレ・ド・ラボルド・ド・モンペザ)の子孫のために作られたとされている。実際、2022年9月28日にデンマーク女王マルグレーテ2世は、ゴールデン・ジュビリー(在位50周年)の際に、2023年初頭に8人の孫のうち4人を称号から除外することを発表し、その後、長男であるフレデリック皇太子(現デンマーク国王フレデリック10世)にバトンを渡した。2023年1月1日から、デンマークのフェリックス王子(現モンペザ伯爵フェリックス)は王子の称号を失い、他の兄弟姉妹と同様に伯爵となった。この決定は、現在デンマーク国王であるフレデリック10世と、称号を除外された4人の子どもたちの父親である弟のヨアキム王子との間にすでにあった溝を強調するものであった。
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text: Elisa Cantaux (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi