九星気学で読み解く、2024年下半期の開運アドバイス。

発祥の地や占い方が違えば、やはり結果も違う？そんな素朴な疑問から、世界各国の歴史ある占いで、下半期の日本や世界の情勢をみてもらった。今回は気学風水鑑定家の生田目浩美.による九星気学編。

Nine Star Ki ［ 九星気学 ］

発祥地・国：古代中国～日本

1924年に園田真次郎が古代中国の占いをもととする九星術をベースにした気学を創始し、それ以降、九星気学として広まる。生年月日から割り出した九星（一白水星・二黒土星・三碧木星・四緑木星・五黄土星・六白金星・七赤金星・八白土星・九紫火星）と干支（十干と十二支）、五行（木・火・土・金・水）を組み合わせて占う。長期スパンの運勢をみるのに適しているほか、方位の吉凶を知るために使われることも多い。

始まりの" 春"、活気づく一年に。

九星気学における一年は2月の節分から始まり翌年の節分までを区切りとしますが、その日を境にがらりと運気の流れが変わるわけではありません。そのため上半期は前年度の運気の影響もまだ受けていて、下半期の後半にはグラデーションのように翌年の運気が徐々に表れ始めます。

2024年の節分からは三碧木星の年。この九星は季節でいうと「春」を表し、「スタート」「ひらめき」「成長・発展」「明るさ」「エネルギー」などのイメージ。自然現象では「雷」を象徴し「急激」「刺激」「動揺」「突進」を想像させます。天のエネルギーを示す十干は「甲」で、こちらもスタートを表しています。地のエネルギーである干支は「辰」。辰は十二支の中で唯一架空の生物で、エネルギーが強いものとされます。

下半期はいまからでも遅くないので何かを始めること、ブレずに自分の信じた道を邁進することが吉。新しいことを始める場合は、適当に見かけ倒しで行うのではなく、きちんと地に足を着けて正しいやり方で。

エネルギーに満ちた、活気づく年なのでやる気や華やかさにあふれる一方で、自然に関することでいえば日照りに注意が必要だったり、青天の霹靂のような出来事が起こり得ます。また、増大しスピードアップしていくデジタル化に対して気後れしていると、時代の波に取り残され、騙される可能性が高くなるでしょう。自分で判断できない時は誰かに話を聞く、主観的になりすぎず第三者目線で物事を判断する、何かを始める・行うなら、助成金や補助金が出るか調べるなど、正しい情報を得て行動することが開運への鍵になります。

運気を上げるポイントや物

方角　東
味覚　柑橘系ではない酸味（酢、梅干し、イチゴなど）　
色　碧（若木の緑）
仕事　声優、歌手、造園業、電気関連、ゲーム（音や情報にまつわるもの、緑の植物に関するもの）
アイテム　音の出るもの（ゲーム、パソコン、スマートフォンなど）。情報にまつわる電子機器を東の方角に置いておくといい情報が入りやすい。

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【 九星別、2024年開運アドバイス 】

一白水星　スタートの場所に星が入っているので、新しいことに臆せずにチャレンジ。スムーズに物事が進みやすい時期でもあるので、流れに乗るのが重要。常に気力を奮い立たせること。

二黒土星　九星中ナンバーワンの運気。普段は遠慮がちで縁の下の力持ち的な存在だが、今年はスポットライトが当たるので、ぜひともいろいろな場所に出かけて人と出会い、その縁を大切に。

三碧木星　9つの星の中心になる年なので、自分が出すぎてしまうこともあるけれど、それも個性。自分の実力以上の力が出せるから、楽しみながらレベルアップを望むと良い。

四緑木星　仕事の場所に星が回っているので、頑張った分だけ評価される。仕事と恋愛の運は連動しているので、恋愛運を上げたい場合も仕事を精一杯頑張ってみると良い。勉強も◎。

五黄土星　とにかく楽しむこと。独身の人は今年結婚するとずっと幸せが続く。趣味にも目を向けて新しい趣味を作るのも吉。

六白金星　変化の年。自分の中で変化を起こす、いままであったものを変化させる。転職も吉。変化を恐れるのではなく楽しむこと。変化に乗って運を良い形で変えていくのが鍵。

七赤金星　南に星が回るので、非常に目立ち、注目を集め、美しさが際立つ年。学びやダイエットにも最適。美しさにこだわって華やかさを身につけると運気アップ。

八白土星　大きな役割が巡ってくる年。心配なら準備期間、学びの期間にしてもいいが、役割を恐れて動かないでいると運気は活性化せず停滞するので、積極的に何かを体験してみること。

九紫火星　前年は「人の言うことに耳を傾ける」年だったが、そこから得た知識や経験をもとに下準備として始動すること。家庭を大事にし、ハチャメチャではなく安定・安心を意識して。

＊「フィガロジャポン」2024年8月号より抜粋
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