マヤ暦占いで読み解く、2024年下半期の世相とラッキーカレンダー。

Culture 2024.07.31

発祥の地や占い方が違えば、やはり結果も違う?そんな素朴な疑問から、世界各国の歴史ある占いで、下半期の日本や世界の情勢をみてもらった。今回は、占い師のそまり百音によるマヤ暦占い編。


The Mayan Calendar [ マヤ暦占い ]

発祥地・国:古代マヤ

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マヤ暦は、1周期260日の「ツォルキン(宗教儀礼用の神聖暦)」、1年365日の「ハアブ(農耕暦)」など17〜20種類あるといわれている。現代、マヤ暦占いとして広く使われているのは、1980年代以降にアメリカで作られた「ドリームスペル暦」を用いた占い。28日×13カ月+1日=365日を1年とした暦とツォルキンを組み合わせた暦で、古代マヤ人が使っていたマヤ暦とは異なるため、ここでは便宜上「現代マヤ暦(以下、マヤ暦)」と呼ぶ。個人を占う場合は生年月日から「KINナンバー」「太陽の紋章(顕在意識)」「ウェイブスペル(潜在意識)」「銀河の音」を割り出し、自身がどんな宇宙エネルギーを纏って生まれてきたか、それを人生にどう活用すべきかなどを知ることができる。また、暦がもとになっているので先のことまでみられるのも特徴で、物事を行うタイミングを読むのにも適している。全体的な事柄をみる場合は、マヤ暦を参考にその期間の紋章(エネルギー)を読み解くことで開運行動のアドバイスが可能。

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5つの期間でみるラッキーカレンダー

現代のマヤ暦占いでは1年の周期を260日とするツォルキン暦をベースに考えるため、グレゴリオ暦(西暦)に当てはめると、今年は2024年7月8日から25年3月24日が新しい一年、となる。つまり、7月7日までは昨年10月21日から始まった一年が続いているということ。7月8日からの新年は、第1の城から第5の城まで5つの期間に分けられる。それぞれの城(期間)は52日で一巡し、さらに13日ごとの4つの期間に分けることができる。この4つの期間は赤・白・青・黄の4色で彩られていて、赤=「スタート」、白=「継続」、青=「開花」、黄=「収穫」の起承転結を表す。それぞれの城の終わりに巡る13日間はかならず黄=「収穫」シーズンとなるため、ツキや幸運を感じやすいといわれている。

【第1の城/種まき】 2024年7月8日〜8月28日
第1の収穫期
:8月16日〜28日
流れているエネルギー:「黄色い太陽」
開運行動:7月8日からの一年の始まりで種まきをしたことが、最初の結実を迎える時期。天から燦々と降り注ぐ太陽の光のように、明るい笑顔で皆に公平・平等に接することで、いっそう豊かな実りに恵まれるでしょう。順調な時ほど「おかげさまで」と謙虚さを忘れずに、得られたものを分かち合う懐の深さも開運に繋がります。また自分の想いを宣言する、直に表現するのも吉。

【第2の城/鍛錬・努力】 2024年8月29日〜10月19日
第2の収穫期:10月7日〜19日
流れているエネルギー:「黄色い人」
開運行動:「黄色い人」が象徴するのは好きなものへのこだわり。この期間に趣味や習い事、将来の目標へ向けた資格の勉強などに挑戦するのがおすすめ。特に幸運日は「黄色い戦士」が出ている10月11日。この日はどんな困難にも負けないバイタリティにあふれる一日です。これまで躊躇していたことに思い切ってチャレンジしてみるのにもいいタイミング。

【第3の城/変化・芽吹き】 2024年10月20日〜12月10日
第3の収穫期:11月28日〜12月10日
流れているエネルギー:「黄色い種」
開運行動:知的な好奇心が高まり、学びたいというエネルギーに満ちあふれる時期。自分の経験から得たものをアイデアの種として他者の心の苗床にまくことで世界が豊かになり、あなたが得られる気付きも増えます。なかでも「黄色い人」が出ている12月6日が特に吉日。オタク的な知識が役立つ場面がありそう。

【第4の城/熟成・収穫】 2024年12月11日〜2025年1月31日
第4の収穫期:1月19日〜31日
流れているエネルギー:「黄色い戦士」
開運行動:チャレンジングな期間。西暦での年明けからしばらくが経ち、お正月に立てた抱負や宣言が少しダレてくる頃かも。再起を図るのに最適なのは「赤い地球」が出ている1月20日。赤という色が、スタートを切る、エンジンがかかる、情熱を燃やすといったエネルギーを象徴しています。また、「地球」という言葉から想起できるように、裸足で大地や砂浜に足を着けるアーシングもおすすめ。自然と調和し元気をチャージできるタイミングです。温泉も大吉。

【第5の城/まとめ・整理】 2025年2月1日〜3月24日
第5の収穫期:3月12日〜24日
流れているエネルギー:「黄色い星」
開運行動:星というモチーフが象徴するように「希望」や「目標」を表す期間。現代マヤ暦占いにおける最終週なので、この260日間を振り返って整理しましょう。年初に掲げた目標や夢にどれだけ近づけたかを考え、不要なものは削ぎ落とし、必要なものはブラッシュアップして次のサイクルに備えることがポイント。その中でも「黄色い太陽」が出ている3月24日は、大晦日にあたる日でもあり、ツォルキン暦では黒く塗りつぶされている「黒KIN」の日でもあります。黒KINの日は、「銀河の活性化の正門」が開き、宇宙からエネルギーが降り注ぐ日だといわれています。何事も増幅されるため、凶を避け、吉(人・物・情報)を招きましょう。神社参拝、お墓参り、旅行、大きな買い物、イベントなどは大吉!

2024年要注意カレンダー
●10月21日〜30日
流れているエネルギー:「赤い蛇」

宇宙からのエネルギーが強まる黒KINが並ぶ10日間となるため、現代マヤ暦占いでは、目に見えない世界と繋がりやすい日とされている。常識では測れない不思議な現象が起きやすい日々に。エネルギーが揺さぶられるイメージから、自然災害にも気を付けて。「赤い蛇」が象徴するのは「本能」や「欲望」。衝動的な言動にも注意!

● 11月30日〜12月9日
流れているエネルギー:「黄色い種」

この期間も黒KIN の10日間なので要注意。とはいえ、幸運期の「黄色い種」と重なる時期なので、研究・探求・クリエイティブな活動に没頭するには最適! ただし、頭を使いすぎた不調や、ネットワーク障害、考えすぎてドツボにハマるなど、思考やコミュニケーションに関わるトラブルに注意が必要。主義主張を通しすぎないこと、譲り合う精神を忘れずに。

そまり百音
Mone Somari 
7歳から占いを独学し、古今東西のさまざまな占術を習得。アイドル歌手として活動中、ライブで披露していた占いが話題となり、占い師としても本格デビュー。著書に『鬼滅の刃をもっと楽しむための東洋思想と占術』(辰巳出版刊)など。 
https://somari-m.com/otoiawase/

*「フィガロジャポン」2024年8月号より抜粋
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text: Natsuko Kadokura  illustration: Kaho Suzuki 

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