都内から2時間! 南アルプスを眺め、自然と本を堪能する山梨のブックカフェ「のほほん ブックス&コーヒー」。

Culture 2025.09.24

店主の"本愛"が詰まった個性派書店は全国に点在。北の大地で名作にどっぷり浸かったり、レトロな建物でアート本に刺激を受けたり。厳選された本とこだわりのインテリアを目的に、旅する気分で書店巡りを。

のほほん ブックス&コーヒー
[山梨県北杜市]

南アルプスを眺め、緑と本に憩うひととき。

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カフェスペースにはコーヒーと一緒に読書を楽しめる「のほほん文庫」コーナーを設けてある。

都内から移住したコピーライターの渡辺潤平が開いたのは、山小屋のようなブックカフェ。八ヶ岳南麓というロケーションにぴったりの山や山暮らし、自然にまつわる書籍を中心に3000冊強を揃える。平置きのコーナーは雑誌でいえば特集の扱いで、表側の棚には山で読みたい本を、裏側にはその時々のテーマに沿った本をセレクト。書架に並ぶのは、「考える」「生きる」「惑う」といったキーワードで分類したおすすめだ。「作家ごとや五十音順はシラけるから」と言うが、そのセレクトは眺めるだけで楽しい。カフェでは大きな窓から山麓の風景を楽しみながら、この地域の生産者によるとっておきのフード&ドリンクを楽しめる。

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キーワードごとの選書が読み手の想像力を刺激する。

苦しくも楽しい、山暮らしの愉悦を伝える。

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イタリア人新進作家によるアルプス山中の暮らしを綴った、現代版『森の生活』ともいえる『フォンターネ 山小屋の生活』(パオロ・コニェッティ著 新潮社 ¥1,980)。

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学生時代、上高地の山小屋で住み込みスタッフとして働いていた渡辺。

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左:山小屋のような佇まいの店。 右:目印は「本」の看板。長閑な風景に映えるグラフィカルな看板。

のほほん ブックス&コーヒー
Nohohon Books & Coffee
山梨県北杜市大泉町西井出8240-8420
0551-45-9022
営)10:00~18:00
休)日
https://www.nohohonbooks.jp/

*「フィガロジャポン」2025年9月号より抜粋

●掲載している価格や営業時間、定休日、料理は変更される場合があります。特に輸入本は取材時から価格が変わる可能性があります。  
●レストラン利用時や宿泊時に、別途サービス料や入湯税がかかる場合があります。

photography: Ryo Hirano text: Ryoko Kuraishi

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