ハリー王子&メーガン妃の胸中を代弁した王室回顧録がベストセラー入り!

Culture 2020.08.14

ハリー王子とメーガン妃と近しい間柄とされている王室付き記者のオーミッド・スコビーとキャロリン・デュランドによる王室回顧録『Finding Freedom(原題)』が、英国ほか各国で811日に発売されるや、ベストセラー入りを果たしている。

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ハリー王子とメーガン妃の王室離脱までの内幕を描いた同書は、夫妻はノータッチという触れ込みであるものの、裏では著者に惜しみなく協力したことが伺われる内容になっている。というのもこの本の視点はあくまでメーガン妃寄り。これまでのメディアによるバッシング報道を覆すかのごとく、メーガン妃サイドの英王室への恨み節であふれており、それも本人じゃないとわからないこと細かな発言や描写が盛り込まれている。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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王室の侍従に「ハリーのショーガール」呼ばわりされて屈辱を味わったり、ウィリアム王子からの「次のガールフレンドをよく知るには、できるだけたっぷり時間をかけるように」という上から目線のアドバイスが兄弟仲をこじらせた原因だったことなど、ロイヤルメンバーおよび王室関係者との不協和音を感じさせるエピソードがこれでもかとばかりに綴られているが、唯一夫妻にとって味方なのがハリー王子の父、チャールズ皇太子らしい。

チャールズ皇太子は、ハリー王子とメーガン妃のロイヤルウエディングの際、メーガン妃の実父に代わって、妃とチャペルのバージンロードを歩んだが、チャールズ皇太子はこの瞬間のことを心から大切に想っており、邸宅クラレンスハウスではこの時の写真を大事に飾ってあるという。

また、同書に登場する元女優のメーガン妃の友人は、「チャールズとメーガンは固い絆で結ばれている」と強調する。

「(メーガンは)チャールズという献身的で愛情豊かな父親を見つけました。彼女の人生をより良いものに変えてくれた人物なのです」

さらに別の情報筋もメーガン妃とチャールズ皇太子の良好な関係を証言する。

「彼は、強くて自信に満ちた女性が好きなのです。彼女は明るく、自分自身をしっかり認識しているので、彼らがあっという間に信頼関係を築き上げたことは、当然の成り行きだと思います。なにより、彼女は最愛の末っ子と結婚し、彼を“完全体”にしたのです。チャールズはとても大きな喜びを感じています」

ちなみにチャールズ皇太子は、メーガン妃のことを「タングステン」というニックネームで呼ぶことでも知られている。タングステンとは熱に強い金属のことであり、メーガン妃も同じようにタフだからというのがその由来である。このニックネームを妃は気に入っているのだろう。

ひとり過剰に持ち上げられた感のあるチャールズ皇太子だが、現在夫妻に金銭面で支援しているのは他ならぬチャールズ皇太子であり、予想外のコロナ禍により、実質的に夫妻の収入はそれ以外に見込めない状況である。

自分以外の王室メンバーを批判するこの本の出版を、チャールズ皇太子はどう受け止めているのだろうか。

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photo : Reuters/AFLO, texte : ERI ARIMOTO

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