マヤ・ホーク、失読症との戦いを打ち明ける。

Culture 2020.09.08

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ユマ・サーマンとイーサン・ホークを両親に持つ女優のマヤ・ホークが、失読症であることを告白。これまで失読症とどう向き合ってきたかを明かし、同じ症状で苦しむ人にエールを送っている。

「NPR」のインタビューで現在22歳のマヤは、失読症であることは「多くの点で、私の人生における大きな祝福のひとつ」と断言する。

「子どもの頃、字を読むことができなくて学校を辞めてしまって。学習障害のある子どものための特別学校に通い、読むことを習ったのだけど、(習得には)とても長い時間がかかったわ。いまでも(読むことに)制限があります」

「現在私たちが住む世界には、とてもたくさんのオプションがあるのが素晴らしいわ。物語を生み出し、理解する能力に関して私には制約があったけれども、その状況を愛し、理解し、成長させてくれるものが実際にはありました」

マヤは読書障害があることで、これまでの人生が困難を伴うものだったことを認めているが、あらゆる面で両親のサポートを得ることができたのが幸運だった。その結果、いまをポジティブに生きている。

「遅れをとっているクラスに在席するというのは、心の底から苦しいことでした。学年が終わるごとに、どんどん下の読書グループにクラス落ちしていくのです。そして他の子がそのことを知ると、いじめが起こることもあって……。だけど両親は、私に対し創造的であれと勇気づけてくれたのです。素晴らしい仕事をしてくれました」

有名セレブ2世として常にスポットライトが当てられ、一見、順風満帆のように思われてきたマヤだったが、その陰では人知れず努力を重ねてきた苦労人だったのだ。

先週、ヴェネチア映画祭のレッドカーペットで振りまいていた輝くばかりのマヤの笑顔からは、そんな苦悩を微塵も感じさせず、根っからの女優であることを証明するかのようだ。徐々にハリウッドで存在感を強めているマヤのさらなる活躍に期待したい。

photo : REX/AFLO, texte : ERI ARIMOTO

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