エマ・ストーン37歳に!『ラ・ラ・ランド』名シーン~最新作の坊主姿まで。映画人としての現在。
Celebrity 2025.11.06
11月6日はエマ・ストーンの誕生日。37歳になったエマの代表作である『ラ・ラ・ランド』は公開から7年。いま見返しても彼女の笑顔やカラードレスの着こなしは圧倒的な可愛さ。夢と現実のあいだで揺れるミアの姿には、当時の彼女自身のキャリアや恋愛観が重なる部分も。
『ラ・ラ・ランド』以降も話題作への出演を重ね、映画界で着実にキャリアを築いてきたエマ・ストーン。そんな彼女の原点とも言えるこの名作の、ドレスとダンスシーンを中心に振り返る。
@ninapark 2025年10月23日投稿
各シーンのミアの感情を映しだす、カラードレス
『ラ・ラ・ランド』では、衣装デザイナーのメアリー・ゾフレスが色を使ってミアの感情や物語の進行を表現している。
序盤のブルードレスは、夢に向かって動き出す彼女の自由さを。イエロードレスは、希望と輝きに満ちた瞬間を。ピンクのドレスは、恋の始まりのときめきを。そして終盤にかけては、夜空のようなパープルトーンが、叶わなかった恋の余韻を静かに包み込む。
各色彩で語られるダンスシーンこそ、エマ・ストーンのチャーミングな表情と自然な演技が際立つ名場面。
希望と輝きに満ちた瞬間 / @lalaland
恋の始まりのときめき / @lalaland
叶わなかった恋の余韻 / @lalaland
観客の心を揺さぶる、ダンスシーンの魔法
『ラ・ラ・ランド』のダンスは、ストーリーを語るだけでなく、観る人の感情を一瞬で引き込む。
オープニングの渋滞シーンでは、突然始まる群舞に思わず心が浮き立ち、ブルードレスで友人たちと踊る場面では、音楽と一緒に高揚していく感覚が伝わってくる。そして、イエロードレスでの坂道のダンス。軽やかなタップと、ゆるやかな風、夕日の光が一体となり、観る者の心拍までリズムに巻き込む。
ミアを演じるエマ・ストーンと、セブ役のライアン・ゴズリング。二人の息の合ったステップや、ふと見つめ合うタイミングが絶妙で、まるで実際に恋が始まったかのようなリアリティがある。
この映画のダンスは、ただの振り付けではない、観客自身が夢を見る側に引き込まれる、体感型のエンターテイメントだ。
【動画】ブルードレスに宿る、夢のはじまりのエネルギー / @lalaland
【動画】イエロードレスが照らす、恋と夢の狭間 / @lalaland
【動画】ダンスの余韻が恋に変わる、リズムが美しいキスシーン / @lalaland
エマ・ストーンが『ラ・ラ・ランド』で再現した、"自分の悪夢"
![]()
映画『ラ・ラ・ランド』でミアを演じたエマ・ストーン。彼女が演じた"夢を追う女優"というキャラクターは、ほとんど自身の実体験に近いと語った。エマは駆け出しの頃、何度もオーディションに落ち続けたという。デイミアン・チャゼル監督は、その経験談を脚本に取り入れ、映画の中でも彼女が実際に体験したような、失敗の瞬間を再現した。演技というより、過去の自分をもう一度生きたような表情の揺れ。観客の心を掴むのは、そのリアルさそのもの。 >> 元の記事を読む
37歳、本格始動中のエマ・ストーンの映画人生
『ラ・ラ・ランド』の可憐なヒロイン像から一転、エマ・ストーンはいま、作品を創り出す側へと進化している。
映画界からの信頼が厚いスタジオ A24 ともタッグを組み、業界評価の高い作品を次々と輩出。2020年には自身の制作会社「フルーツ・ツリー(Fruit Tree)」を設立し、『哀れなるものたち』では主演とプロデュースを兼任。その演技でアカデミー主演女優賞を受賞し、名実ともに新たなステージへ。
そして2025年10月には、ランティモス監督との再タッグ作『Bugonia』がアメリカで公開予定。今作では製薬会社のCEOを演じながら、プロデューサーとしても名を連ねている。
@filmthusiastsiast 最新作『Bugonia』では実際に坊主頭にして役に挑んだ。
スクリーンの中だけでなく、裏側からも映画と向き合ういまの彼女。エマ・ストーンはいま、映画の世界で新たな立ち位置を築いている。
Read More
Read More
text: madame FIGARO japon photography: Reuters/Aflo





