ウィリアム皇太子がホームレス問題と戦うためにボクシンググローブをはめるとき。
Celebrity 2025.01.23
ウィリアム皇太子は、若者向けホームレス支援センターを訪問し、入居者たちとともにアクティビティに参加した。
若者向けホームレス支援センターを訪問中にボクシングを体験したウィリアム皇太子。(2025年1月21日、ロンドン)photography: ABACA
新しい年を迎え、ウィリアム皇太子は貧困と戦うためにボクシンググローブをはめた。2025年を勢いよくスタートさせたウィリアム皇太子は、1月21日(火)に若者向けホームレス支援センターを訪問した。ウィリアム皇太子にとって、とりわけ重要な活動であり、幼少期に母ダイアナ妃の影響で深く関心を持つようになったテーマだ。今回の訪問では、センターの入居者たちとともにアクティビティにも参加した。
プログラム内容は、ボクシング、卓球、そしてピクニック。ウィリアム皇太子は、16歳から25歳までのセンターの住人たちとともに時間を過ごした。国王チャールズ3世の息子であるウィリアム皇太子は、2005年からホームレスの若者を支援する団体「センターポイント」の後援者を務めている。この団体は、若者にアドバイスを提供し、住居の確保をサポートし、仕事探しの支援を行い、さらに職業訓練を提供することを目的としている。また、センターは楽しいアクティビティも企画しており、ウィリアム皇太子もその活動に参加した。
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母の足跡をたどって
ウィリアム皇太子の母、ダイアナ妃も「センターポイント」の後援者だった。ウィリアム皇太子とハリー王子は幼少期に何度も母親に同行していた。ウィリアム皇太子はその後、この役割を引き継ぎ、今年でこの団体の後援者として20年を迎えた。
幼少期から貧困問題に関心を持っていたウィリアム皇太子は、父チャールズ3世の戴冠式を機に、ホームレス問題を最優先の課題のひとつとして取り組んできた。ウィリアム皇太子は、「ホームワーズ」という計画を立ち上げ、イギリス全土で5年以内にすべてのホームレスの人々に住居を提供することを目指している。2024年10月に放送されたドキュメンタリーシリーズ「ウィー・キャン・エンド・ホームレスネス(我々はホームレスをなくすことができる)」の中で、このプロジェクトについて自ら説明している。
From madameFIGARO.fr
text: Juliette Gurunlian (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi