キャサリン皇太子妃の個人秘書、15年間の勤務の後に独立を発表。
Celebrity 2025.07.16
2010年に王室入りして以来務めてきた、キャサリン皇太子妃の個人秘書であるナターシャ・アーチャーが、新たなキャリアの道に踏み出すことを決意した。

キャサリン皇太子妃にとっては大きな痛手だ。2010年からキャサリン皇太子妃の右腕として15年間支えてきたナターシャ・アーチャーが、新たなキャリアに向けてケンジントン宮殿を去ることを発表した。ウィリアム皇太子夫妻は彼女の決意をもちろん尊重しており、夫妻はナターシャに「これからの挑戦が実り多きものになりますように」との言葉を贈ったと、米誌「ピープル」は報じている。ナターシャは今後、自身のプライベート・コンサルティング事務所を立ち上げる予定だ。
王室メンバーからは親しみを込めて"タッシュ"と呼ばれるた37歳の彼女は、キャサリン妃のごく親しい側近の一員となり、ごく最近ではウィリアム皇太子とジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子の母であるキャサリン皇太子妃両方の専属プライベート・エグゼクティブアシスタントの主任に就任していた。
ナターシャは、キャサリン妃の実質的なスタイリストとしても知られていた。雑誌「ピープル」によると、彼女は公務に際して何度もプリンセスのワードローブの管理を担当し、特に2014年のオーストラリアやニュージーランド訪問の際、キャサリン皇太子妃が19日間で合計24着の衣装を着用した際の手配を行っていたという。また、ナターシャはキャサリン皇太子妃が現在の洗練されたスタイルを確立するのをサポートし、複数の衣装を使い回すことで、環境に配慮したファッションを取り入れるよう促していたとも伝えられている。
闘病生活を支えた存在
ナターシャは2024年6月にケンジントン宮殿から昇進を受けた。この昇進は、長年の勤務に対する感謝の意を表すものであり、特にキャサリン皇太子妃の闘病生活を支えたことへの評価だった。当時『デイリー・メール』の情報筋によれば、彼女は1月に行われた腹部手術後、ロンドンのクリニックにキャサリン皇太子妃を直接迎えに行き、がんの診断がまだ世界に知られていなかった時期にも献身的に支え続けたという。また、皇太子妃に付き添い、何度も病院に足を運んだとも伝えられている。新たな役職に就いても、かつての雇い主であり、今や親しい友人であるキャサリン皇太子妃との絆は変わらないに違いない。
From madameFIGARO.fr
text: Max Mumby (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi