「こんな人じゃなかった」キム・カーダシアン、カニエ・ウェストを追った衝撃ドキュメンタリーで涙を流す。
Celebrity 2025.08.17
米ラッパー、カニエ・ウェストをテーマにしたドキュメンタリー『In Whose Name ?』の予告編が公開された。元妻のキム・カーダシアンとの口論シーンや本人が本音を漏らすシーンもあり、早くも話題を呼んでいる。
2025年8月13日、話題のドキュメンタリーの予告編がYouTubeで解禁された。物議を醸すラッパー、カニエ・ウェストのプライベートにかつてないほど迫り、その破天荒な生き様を描き出した作品だ。映画ではアーティストとしての歩みや過激な行動、そしてテレビタレント兼実業家として活躍する元妻キム・カーダシアンとの関係を描いている。
なかでも注目なのは滅多に見られない元夫婦の口論シーンだ。ふたりがまだ結婚していた頃に撮られたもので、キム・カーダシアンは明らかに動揺しながら興奮状態のカニエ・ウェストこと"イェ(Ye)"と対峙している。ラッパーが、双極性障害の治療薬を5か月前から服用していないことを明かすと彼女は涙で声を詰まらせながら「数年前のあなたはこんな人じゃなかった」とつぶやく。
2014年から2022年にかけて結婚生活を送ったふたりには子どもが4人おり、離婚から共同養育を巡るトラブルまで、常にメディアを賑わせてきた。このドキュメンタリーは、かつて理想の夫婦とみなされたこともあるふたりが破局に至った経緯を明らかにすることになりそうだ。
6年間にわたる取材
監督はニコ・バリステロス。取材開始当初18歳だった彼は6年間かけて収録した約3000時間の映像素材で捉えどころのないカニエ・ウェストの素顔に迫る。予告編の別なシーンでは、カニエ・ウェストが「薬を飲むくらいなら死んだほうがましだ......やつらが俺を潰すか、俺がやつらを潰すかだ」と語っている。
"天才"ラッパーへの密着取材を通し、メディアからのバッシングなど浮き沈みの激しい「イェ」の栄光と混乱の世界を描く。米国公開は2025年9月19日。100館程度で上映される予定で、配給はAMC、リーガル、シネマーク。
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text: Maelys Lefeuvre (madame.lefigaro.fr)